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雑踏の片隅で
【その他 官能小説】

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龍の祝福-7

「ダメよ、そんなとこ触っちゃ、ああ……キス、続けられないじゃない」

 ショウコは囁くように言う。
 俺は構わず、彼女の硬く膨らんだ突起を指で摘みながら柔らかく弾力のある感触を楽しんだ。
 ショウコは強くされるのが好きなのか、少々強めに乳首を摘むと、眉間に皺を刻ませながら喘いだ。
 そして、ショウコも俺の股間に手を滑らせ、盛んにその部位をズボンの上から擦っている。
 無論、既に勃起していた。彼女の指が俺の硬度を確かめるように、撫でさすっている。
 やがて、俺の形を指でなぞるように、輪郭を指で追った。

「あなたのこれ、オ・マ・ン・コ、したくてたまらないって言ってるわ……」

 俺を昂ぶらせようと敢えて卑猥な言葉を言うのか。
 それとも、自分が昂ぶりたいのか。ショウコの顔からは、その両方だという風に読み取れた。
 俺がまたショウコにキスをすると、彼女はそれに応じながら、空いた手で器用に俺のベルトを外し、トランクスに手を差し込み、臆すること無く俺のものを指先で包んでいる。
 ショウコの舌が俺の口に差し込まれながら、彼女の指がある時は優しく、ある時は強く扱いてくる。その指使いが絶妙で、続けられると堪えきれなくなりそうだ。
 再度ショウコが強く扱いてきた所で、俺は口を思わず離してしまった。

「フフ、気持よかったでしょう? さっきの、おかえしよ。でも、我慢しなきゃダメよ」

 ショウコは妖艶な笑みを浮かべると、俺の股間の方に顔を移した。
 すると、少し驚いたような顔を見せて、呟いた。

「あなたの、太いのねェ……それに、オスの臭いがするわァ。こんなので突かれたら、女は平静ではいられなくなっちゃうわねェ」

 俺は何も答えず、股間にあるショウコの顔をただ見つめている。
 ショウコも俺の顔をうっすら笑みを浮かべながら見つめている。
 その表情のままで、俺のものを口に含んだ。まだ、俺の顔を見ている。
 頬を凹ませ吸い込んで、あるいは自分の頬の粘膜で俺のものを扱いて見せた。
 その間品のあるシャム猫のようなショウコの端正な顔が歪み、崩れた。
 こういう女の歪んだ顔を見るのが、あなたも好きなんでしょう?
 ショウコにそう言われているような気がした。
 ショウコの舌や口内の粘膜で扱かれ、吸われ、卑猥な顔を見せつけられ、悔しいが俺も限界に近づこうとしていた。


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