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lecture2
【女性向け 官能小説】

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好き過ぎるからこそ-2

「何してんの、お前……」


背後から聞こえた声にあたしはビクッと身体を震わせた。


上り詰める寸前だっただけに、今の状況をごまかしきれるような頭が働かない。


ブラウスのボタンは全部外していて、ブラジャーだってホックを外して上にたくしあげているから固くなった乳首が丸見えだし。


ショーツを片足に引っ掛け脚を思いっきり開いたこの状態、ごまかせる人がいたらお目にかかってみたいもんだ。


固まってしまったままの広瀬を見ると、恥ずかしさがどんどんこみ上げて来てあたしは泣きそうになってしまった。


「やだ……あたし……」


恥ずかしいことをしてほしいクセに、こんな所を見られ、あたしは広瀬の顔を見られなかった。


「羽衣……、お前何してたの?」


広瀬はゆっくりと、ベッドに横たわっていたあたしに近付いてきた。


そしてギシッとベッドのスプリングが軋む音が響く。


「そ、その……」


恥ずかし過ぎて顔を上げられない。


「羽衣、お前悪い娘だな。散々ヤりまくってるのに、まだ飽き足らないのかよ」


広瀬は意地悪く微笑んであたしの耳元に口を寄せる。


「それに、俺の名前呼んでオナるなんて……な」


「お願い……もうそれ以上言わないで……」


こんな姿を見られるなんて、もう死んでしまいたい。


広瀬は、顔を上げられないそんなあたしの顎をクッと掴むと、いきなり荒々しいキスを始めた。


……引いてないのだろうか、彼の鼻息は少し荒く、あたしの顔にかかる。


「ん……っく」


「なあ、俺のせいで中断しちまったんだろ? 続き、してもいいよ」


広瀬は顔を離すとニヤリと笑った。


「やだ、するわけないじゃん」


「いいからしてみろよ、普段お前がどんな風に一人でヤってんのか、俺に見せて」


広瀬はこうなったら意地でも退かない頑固さを持っている。


やれ、やんないの押し問答の末に、根負けしたあたしは、ついに再び右手をクレバスに忍ばせ、遠慮がちに動かした。


「ん……」


「羽衣、さっきはもっと激しくしてたじゃん。俺のことなんて気にしないでやれよ」


とは言え、こんな恥ずかしいこと、積極的にできるわけがない。


脳内では散々広瀬に辱められてる所を想像するくせに、実際はからっきし。


広瀬はそんなあたしの心の内を見抜いてか、優しくあたしの頭を撫でると、


「羽衣、恥ずかしいことじゃねえぞ。お前が俺の名前呼んでオナる姿、最高に可愛かったし嬉しかった。だから、もう一度あの可愛い姿見せて」


とあたしの頬に軽くキスをした。





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