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翼の記憶
【ファンタジー 恋愛小説】

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運命-1

「・・・彼女は力を使いすぎていた。行き過ぎた破壊により消滅したものを再生しながら・・・天変地異からすべてを守るため世界を覆うほどの結界を生成したのだ」



「世界を・・・」



驚きのあまりティーダとマダラは呼吸することを忘れていた。



「・・・っ!!
いくら王だからって・・・そんなことしてたら死んじまうだろっっ!!」




「それが人界の王に課せられた十字架」




「命を削り・・・たとえ己の身が滅びようと・・・その使命から解放されることなく、新たに生を受ける」





「・・・最後の彼女は・・・
起き上がれないほど身も心も衰弱していた・・・」




「ただ・・・気力だけで存在していたような感じだ」




「徐々に弱まる結界に人間は・・・葵を役立たずだと、無力な王だと蔑んだ」








『・・・いまの話は本当か・・・?』






はっとした三人の王が声のしたほうへ目を向けると・・・





「・・・エクシス殿」




(まずいな・・・)
やっかいな人物に聞かれたとマダラは内心焦っていた。



(正直・・・エクシス殿は何をするかわからない)




「あぁ、俺はこの目で・・・人界の王とその世界を見てきた」




『・・・人界・・・存在するに値せぬ愚かな世界・・・』




『・・・簡単なことだ。アオイを返さず人界が滅びるのを待てばよい・・・』




「エクシス殿・・・その考えは危険だ」




『・・・永遠に解き放たれることのない呪縛も・・・間もなく終わる。アオイを解放してみせる・・・』








「・・・葵を人界の王に選ぶのは世界の意志。その使命がなくなったら彼女の魂は消滅するだろうな」






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