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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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復讐の輪姦-16

 夜が明けて朝の城南署。早番で出勤し勤務する静香の上司、川中がある異変に気づく。署の前に人だかりが出来ている事に気付いたからだ。川中は表へ出て人だかりの出来ている方へ歩く。何かを見てニヤニヤしたり、写メを撮っている様子が伺えた。
 「何の騒ぎだ??」
しかし楽しげに騒いでいる様子から事件ではないような気はした。川中は声をかけてみた。
 「何の騒ぎですか??」
野次馬の1人に尋ねてみた。
 「この人があの事件の原因になった婦警さんなんですね!」
 「えっ…?」
ドキッとした。あの事件とは言わずと知れた今話題の違法おとり捜査による不祥事の事だとすぐに分かった。そしてその原因の張本人とくれば静香しかいない事も分かった。何か嫌な予感がした。
 「ちょっと退いてください!」
川中は人混みを掻き分け中へと急ぐ。そして信じられない光景を目にする事になる。
 「な…!?み、美山っっ!?」
川中が目にしたもの、それは車だった。ボンネットに、私がいやらしい服を着て痴漢を誘発した違法おとり捜査をした刑事です、と書かれてある車だった。そして中には全裸で股を大きく開かれた状態で縛られてている静香の姿があった。野次馬達は丸見えの静香の性器や胸を見てニヤニヤして写真を撮ったりツィートしながら騒いでいた。
 「み、美山!!」
ドアを開けようとするが鍵が掛かっており開かない。その間にも野次馬達が性器丸出しの静香のヌードを次々とカメラや携帯で撮影していた。
 「や、止めろ!撮るな!」
しかし1人では手に負えない。
 「や、止めろ!いや、止めて下さい!撮らないで下さい!!」
必死に叫ぶがシャッター音がやむ事はなかった。そして騒ぎを聞きつけた署員達が集まりようやく野次馬を排除した。
 「おい、何とかしろ!開けろ!開けるんだ!」
しかし鍵がない。どうしようもない。
 「早く開けろ!開けるんだ!」
川中の怒号ような声が辺りに大きく、そして虚しく響きわたった。



翌日、川中の机に静香の退職願がおかれてあった。それ以来静香との連絡が全く取れなくなる。アパートからも退去し、忽然と姿を消した静香だった。

 ネットでは車の中で全裸で性器丸出しの女刑事の卑猥な画像が溢れ返っていた。世間で物凄い話題だ。猥褻女刑事に天罰下る…、そんな見出しをつけて写真を載せる雑誌がたくさん現れた。

 「美山…。くそっ!犯人は絶対捕まえてやる!!」
おとり捜査を容認し共に捜査した自分にも責任を感じている。捜査本部のリーダー、瀬川涼子と協力し、犯人逮捕に全力を尽くす一方、静香の行方も追っている。

 騒ぎを嬉しそうに見ているレイプ犯、湯島武史は、パソコンに入っている婦警のレイプ画像や動画を見ながら呟いた。
 「さ、婦警も飽きたから次の標的探そうかな。へへへ」
と。
 湯島武史は警察でも掴めない美山静香の居場所を押さえている事は言うまでもなかった。


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