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その肌に漂う君の色香
【女性向け 官能小説】

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その雨に溺れるならば-1


君をキスの雨で濡らそう・・・

その腰に腕を回し引き寄せ、まずは互いの唇を味わう。

舌を絡ませ、吸い、吸われ・・・

僕の唇を舐める君の舌の動きに身を任せ、僕は少し体をずらしながら君に触れる。

潤いつつある中に侵入すると、そこはあたたかく僕を包み込み、君は密かに泣き始めた。

唇が離れ、いつものように君に奪われていく僕・・・

君の頭を引き寄せ、その腰に足を絡ませる。

交代だ。

君の溢れる泉・・・あぁ、溢(コボ)れそうだ。

思わず舌で掬い上げる。

その瞬間、耳に入るのは君の甘美な泣き声と、泉の溢れる音。

誰も入ったことのなかった奥地へ足を踏み入れることを許された僕を、君はいつも恥ずかしそうに目を閉じて待っている。

いつものように君を僕の上に座らせた。

一つになった瞬間、君は扉をこじ開けられた驚きにも似た声を上げる。

抱き締め合いながら、君の動きに合わせる。

さぁ、僕を案内しておくれ・・・

親子ほども年若い君に溺れていく僕を、君は微笑みながら見ている。

僕の方に手を伸ばしながらも、指が触れたならば引いてしまう。

「私を置いて行かないで」そう言いながら、また手を伸ばす・・・

僕はいつも側に居るから、置いていきはしないから・・・

だから僕と一緒に、このまま.、繋がったまま・・・

行こう。








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