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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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最後の晩餐会-1

 翌朝、いつもよりも早く出署する一夫。一夫が寝ずに考え、出した結果がレイプ犯逮捕だ。おとり捜査を暴露して警察の面目を潰す事はどうしても出来なかった。一夫はまず留美の居場所を特定しようとした。
 「実はな、娘がどこに行ったか分からないんだ。悪いが携帯の電波が出てないか調べてくれないか?」
 「分かりました。」
 「まぁ捜査とは違うから内密に頼むよ。な?」
 「はい。」
部下の島田が一夫の依頼を受け調べ始めた。
 暫くして署長室を訪れた島田。
 「署長、娘さんの居場所が分かりました。」
 「ど、どこにいる!?」
 「城南市の、これは閉鎖して今は廃墟になってる病院ですね。」
 「分かった。ご苦労様。」
島田は職務に戻った。
 「あの覆面男、待ってろ?捕まえてやるからな!!」
一夫は嘘をついて外出した。そして車に乗り込みその廃墟になっている病院に向かう。
 「警察ナメやがって…!ぶっ殺してやる!!」
一夫は本気でレイプ犯を殺害する事も考えていた。それが全て丸く収まる方法だと本気で考えていた。
 やがて病院に着く。車を降り入口に立つ。ドアに手をかけると、鍵は壊されていて安易に中に入れた。そしてふと床を見ると、埃だらけの廊下に新しい足跡…、ごく最近誰かがここを歩いた形跡に気付く。
 (間違いない、ここだ。)
一夫はその足跡をたどる。そしてその足跡が行き着く先のドアの前に立つ。そして拳銃を隠し持ち、ゆっくりと身を隠しながらドアを開ける。そして一気に中に入る。
 「ん?」
部屋の中には誰もいなかった。しかしその部屋は間違いなく、昨日留美が監禁されていた部屋だった。
 「あ…」
床に落ちていた何かに気付く。それを手にする一夫。
 「き、昨日映った留美のパンティじゃないか…。やはりここだったのか。」
昨夜の娘のレイプシーンが頭に浮かんだ。するといきなり電話が鳴る。しかし自分のではない。机の上に携帯がある。それが鳴っていた。
 「留美の携帯…!?」
一夫は慌てて電話を取る。するとあの忌々しい声が聞こえた。
 「おい、俺の要求はどうした?」
 「お前を逮捕したほうが得策だと考えてね。」
 「署長って馬鹿なんだな?携帯で居場所調べられるのなんて予測すみだよ。当然みすみすとそこに留まってる訳がないだろう?」
 「くっ…」
 「つーか、こっちはそこに来るの見越してその携帯置いてきたんだけどな。まぁ残念賞で御褒美やるよ。机の引き出し、開けてみろよ?」
 「な、何だ?」
引出を開ける一夫。
 「なっ…!」
中には何枚かの写真とメモリーカードが置いてあった。その写真は留美がレイプされている姿が写っていた。


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