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翼の記憶
【ファンタジー 恋愛小説】

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近づく心-1

ひと時の楽しい時間のあとエクシスは帰っていった。



『・・・また会おう』




(次に逢えるのはいつだろう?)
アオイは手を振りながらエクシスの背を見送った。





夕食をすませたあとアオイはこっそり城を抜け出した。





エクシスが興味を示してくれたあの石を取りに行こうと考えていたのだ。
(近いうちにまたエクシスと会えるかもしれない)


喜んでいる顔が見たい、その一心でアオイは駆けだしていた・・・。




その姿を見下ろす目があった。






キュリオだった・・・。





森に入るとキラキラと輝く美しい石がいたるところに落ちている。月の光に反射して、まるで星空のようだ。




「・・・きれい」




夜に来るのは久しぶりだった。
過保護なキュリオや家臣たちは夜歩くことを許してくれない。

修行に夢中になって遅くに帰るのはやはり悪いことだったと罪悪感にかられたアオイだった。



少し奥に入るとひときわ輝く石を見つけた。


オーロラが宿ったかのように揺らめいて角度により違う色彩を見せる不思議な石だった。




「わあっ・・・!!」




月にかざすとまた別の色を見せた。


アオイは大事そうにこの石を布に包み持ち帰った。





シャワーを浴びて枕元に石を置く。


(今夜もエクシスに会えるかな・・・)





わずかな期待に胸を膨らませてアオイは眠りについた。







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