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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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盟約-10

「ひぃあぁっダメっ!アツぅ!」

 薫子は首を振って逃れようとするが、逃がさねえ。
 俺は奥の奥まで楔を打ち付ける。

「んあ゛ぁっまたっきちゃうぅっ!」

 ビクンと躰を反らした薫子が硬直して、ブルブル震える。

「はぅっく…足りねえ」

 今の絶頂は軽く、これでイクのは勿体無い。
 もっと強く深い快楽を……薫子の躰に刻むんだ。

「んっう゛ぅアツ……ダメ…これ以上は……あぁんっ」

「うるせえよ雌犬がっ……はっ…ぎゅうぎゅうに締め付けてるくせに……ぅく…」

 俺は後ろから手を回して薫子の乳首を捻り上げた。

「あぁんっ!」

「どうだあ?良いだろ?」

「良いぃっもっと強くっああっ!凄いっまたぁ!」

 ゴツゴツと骨がぶつかるぐらいの激しい交わりに、俺も限界。

「出すぞっ」

「キテっアツ!沢山ちょうだいっあっアァイクぅっーーー!」

「イくうっ!」

ドクッドクッゴポッ

「あ、あ、あぁ……」

 一番奥にたっぷりと欲望を注ぎこみ、繋がったままベットに崩れる。

 最高だ……凄ぇ……気持ち良い……。

「はぁ……はぁ……はぁ……薫子?」

 ありゃ、失神してる……まだ足りねえのに。

 しかし、うっとりと穏やかな寝顔を見てたらどうでも良くなった。
 俺は繋がったまま薫子を抱き締めて目を閉じる。

 彼女が起きたら驚くだろう……でも、悦ぶだろうな……なんて事を考えていたら、いつの間にか俺も眠りについていた。



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