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Twin's Story 7 "Milk Chocolate Time"
【幼馴染 官能小説】

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初めてひとつに-4

 夜が明けた。テラスの方から小鳥の鳴く声に混じって鶏や牛の鳴き声も聞こえてきた。
 「真雪・・・・ああ、真雪・・・。」
 真雪は、龍が自分の名をつぶやく声で目覚めた。全裸のまま眠っている龍は、無意識に横の真雪に手を伸ばした。
 「龍ったら・・・。」真雪は横向きになり、龍の身体に自分の身体を寄せた。彼の背中に腕を回し、そっと彼の胸に頬を密着させた。「あ・・ああ・・んっ、んっ、んっ!」龍の呻き声がにわかに激しくなったかと思うと、真雪は自分の乳房に生温かいものが次々にまつわりつくのを感じた。
 「はっ!」龍が突然目を開けた。
 「龍、起きた?」真雪は顔を上げて微笑みながら龍の目を見た。
 「ま、真雪、」
 「龍、またエッチな夢みたんだね。」
 「ぼ、僕、出しちゃった?」
 「いっぱいね。ほら。」真雪は龍から身を離して、精液でどろどろになっている自分の乳房を龍に見せた。
 「ご、ごめん、真雪。」龍は赤くなった。
 「元気な証拠だよ。」
 龍は真雪の身体を仰向けにして、自分が彼女の腹や乳房に出してしまったものをタオルで拭い取った。「ほんとにゴメン、真雪。」
 「どんな夢みてたの?」
 「そ、それは・・・。」
 「言ってよ。聞きたい。」
 「僕、真雪に跨がって、そ、そのおっぱいに挟まれながらイってた。」
 「なんだ、じゃあ現実とあんまり変わらないじゃん。」真雪は笑った。「男のコって、そんなことされたいんだ。」
 「ぼ、僕は特に真雪のおっぱいが好きだから・・・・。」
 「おっぱいフェチなんだね。」
 龍は静かに真雪に身体を重ねた。そして右手で彼女の左の乳房をそっと包みこんで、もう片方の乳房に舌を這わせた。「ああん・・・。」真雪が小さく喘いだ。
 「昨夜さ、」口を離して龍が言った。「僕の身体の中で作られたものを、受け止められた、って言ってたよね、真雪。」
 「うん。」
 「やっぱり違うの?ヒニング着けてエッチするのと。」
 「全然違うよ。」
 「でも、同じように感じるんでしょ?」
 「身体の感じ方、というより、心理的な感じ方が違うんだよ。」
 「そうなの?」
 「大好きな人の全てを自分のものにしたい、って思う気持ち。」
 「そうなんだ。」
 「だから、あたし、口の中に龍が出してもきっと平気。」
 「ええっ?!」
 「いつか、龍を口でイかせてみたい。」
 「断る。」
 「えー、なんで?」
 「そ、そんなこと真雪にさせられないよ。」龍は赤くなって困ったように言った。
 「あたし構わないよ。」
 「僕はいやだ。強烈な罪悪感がある。」
 「変なの。」真雪はいたずらっぽく笑って続けた。「じゃあ、龍が寝てる時にやっちゃおうかな。」
 「やめてっ!」龍はますます赤くなって抗議した。真雪は笑った。
 「龍もやっぱりコンドームなしでエッチする方が気持ちいいんでしょ?」
 「そりゃあね。どんなに薄くても一枚のゴムに隔てられてる、って思うと、真雪との距離をそれ以上に感じるもん。」
 「きゅんとくること言うね。龍。」
 「だからさ、昨夜初めて君と本当に一つになった時は、それまでの快感とは比べものにならないくらい強烈に気持ち良かったんだ。」
 「男のコもそうなんだね。」真雪は嬉しそうに微笑んだ。
 「真雪の身体の中で作られたもの、僕も欲しいな。」
 「え?」
 「真雪のおっぱいって、吸ってもお乳、出ないの?」
 「あははは。無理無理。母乳って赤ちゃん産まなきゃ作られないんだよ。」
 「でも、牛はいつでもミルク出してるじゃん。」
 「乳牛もミルクを出すためには出産しなきゃいけなんだよ。」
 「え?そうなの?」
 「そう。だから昨日龍がミルクを搾ったあの牛も、出産後の牛ってことだね。出産後は300日ぐらいミルクが搾れるんだ。」
 「そうかー。じゃあ、牛乳を搾るための牛って、ちゃんとエッチして赤ちゃんを産んだ後の牛なんだね。」
 「牧場の牛はエッチしないんだよ。」
 「え?」
 「人工交配って言って、人工的に妊娠させるの。」
 「牛ってつまんないだろうね。僕人間で良かった。」
 真雪は笑った。「変なコトに感心しないの。」
 「じゃあ、真雪も妊娠して赤ちゃん産めばミルクが出るってことなんだね。」
 「あたしを妊娠させてみる?」真雪はいたずらっぽく言った。
 「今はそんなこと、できないでしょ。」
 「あたしのミルク、飲みたい、って言ったじゃん、龍。」
 「我慢する。牛乳飲む時、妄想するよ。」
 「龍ってば、牛乳飲む度に、あたしのお乳飲んでるとこを妄想するってわけ?怪しすぎ。」真雪は笑った。龍も笑った。
 「牛乳を出すために、牛っていちいち出産してるんだね。」
 「そうだよ。そして生まれたメスの牛は大きくなったらまた人工授精させて牛乳を搾る。その繰り返し。」
 「じゃあオスの牛って?」
 真雪は怖い目をして言った。「精子を採るための種牛になるか、肉牛として売られていくか。」
 「・・・・・僕、種牛がいい。」龍がぽつりと付け加えた。「人間で本当に良かった・・・・。」
 「龍って、デリケートな感性、持ってるね。っていうか、反応が純朴でかわいい。」真雪が微笑みながら龍の前髪を撫でた。
 「でも、さすがだね、真雪。動物のこと、よく知ってるよ。」
 「少しは勉強してるからね。」


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