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Twin's Story 7 "Milk Chocolate Time"
【幼馴染 官能小説】

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成長-2

 約半月後の金曜日。海棠家のリビング。
 龍、ケンジ、それに健太郎と真雪がソファに座って語り合っていた。
 「龍くん、よくがんばったね。」
 「うん。みんなのおかげ。ありがとう、ケン兄、マユ姉それに、」龍はケンジの方に目を向けた。「父さん、母さん。心配かけてごめんなさい。」龍はぺこりと頭を下げた。
 「何言ってるんだ。一番つらい思いをしたのは龍だろ。」ミカがキッチンからやってきて龍の前にホットミルクの入ったカップを置いた。「それに、あたしたちがあんたに理科の勉強を勧めたわけだし・・・。」
 「父さんたちにも、責任の一端がある。すまなかったな、龍。ひどい目に遭わせてしまって・・・・。」
 「父さんや母さんには責任はないよ。僕、二人を責める気持ちなんてかけらもないから。」龍は笑った。
 「警察の人の話では、」ケンジが口を開いた。「最初、沼口は容疑を否認していたらしいけど、証拠を次々に突きつけられて、結局認めたんだってさ。」
 「証拠?」真雪が訊いた。
 「硫酸の小瓶の指紋、龍のズボンに開けられた穴、鑑定に回された龍のベルトにもヤツの指紋があったらしい。」
 「無理矢理ベルトを外されたんだ。あの時・・・・。」龍は絞り出すような声で言った。
 「理科室の床からルミノール反応が出た、とも言ってた。」
 「そうか、だから龍の血液検査をしたんだね。」健太郎が言った。
 「そして決定的な証拠は、パソコンに保存されていた大量の生徒の写真。」
 「た、大量の?」
 「そう。明らかにあの中学校の理科室だとわかる場所で、ハダカにされ、ロープや鎖、革のベルトなんかで拘束され、射精させられた後の哀れな姿の写真が大量に保存してあったらしい。」
 「うそっ!」真雪は口を押さえた。「そ、それって、まさかネット上に流出して・・・・。」
 「その可能性は低い、ってさ。」
 「どうして?」
 「ヤツは自分で楽しむだけのいわばコレクターだった。それに写真を見れば明らかに罪に問わそうなものばかり。もしそれをネットにアップしたりしたら、当局の捜査を受ける可能性大。児童ポルノなんとか法が適用されそうな写真ばかりだからね。」
 「『児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律』ってやつだね。」
 「よく知ってるな、健太郎。」
 「最近高校で習った。」
 「良かった・・・・。」龍はため息をついた。
 「その写真データは一台のデジカメで撮られたもの。そのデジカメはヤツの所有物で、その本体からはヤツの指紋しか検出されなかったんだ。」
 「確かに怪しいマニア、って感じだね。」真雪が言った。
 「許せないよ。カメラはそんなものを撮るためのものじゃない。」龍が吐き捨てるように言った。
 「ところで、真雪、」ミカが言った。
 「なに?ミカさん。」
 「あなたうちの龍のどこが気に入ったの?」
 「なっ!突然何を言い出すかな、母さん。」龍は赤面した
 「逞しさと優しさ、かわいさもあるかな。一途だし。それに、ケンジおじによく似てシャイなところも。」
 「なんで俺に似たところが・・・・。」ケンジも赤くなった。
 「あたしね、中学生の頃はケンジおじにとっても憧れてたんだよ。」
 「えっ?本当に?」龍が顔を上げた。
 「うん。本当。」
 「まさか、」ミカがケンジを睨んだ。「ケンジ、あなた真雪に手を出したりしてないよね?今になって『児童ポルノなんとか法』で警察にしょっぴかれるのはまっぴらだよ。」
 「ばっ!ばかなこと言うな!そ、そんなことするわけないだろ!俺もたった今、初めて聞いたばかりだ。」
 「ほんとに何もされてないの?真雪。」
 「残念ながらね。」真雪は笑ってテーブルのアソートチョコレートに手を伸ばした。
 「龍、あんたの恋のライバルは父親だってさ。」ミカが面白そうに言った。
 「ごめんね、ケンジおじ、今は恋愛感情、ほとんどない。」真雪が笑いながら言った。
 「助かった・・・。」ケンジは胸をなで下ろした。
 「でも、親戚のおじさんとしてはとっても好きだし尊敬してる。」
 「なんだ、面白くない。」ミカが言った。
 「どんな話の展開なら納得するんだよ。ミカさん。」健太郎が言った。
 「いやなに、伯父さんと姪の禁断の恋!面白いじゃない。」
 「ほう。」ケンジがミカをちらりと見て言った。「じゃあ伯母さんと甥の禁断の恋はどうなんだ?」
 「う!」ミカは声を詰まらせた。そして健太郎も同様に顔を赤くしてうつむいた。
 真雪が不思議そうに二人の顔を交互に見た。「どうしたの?ミカさん。それにケン兄も・・・・。顔、赤いよ、二人とも。」
 「いやあ、どうしたのかねー。」ケンジが頭の後ろに両手をやって反っくり返って見せた。
 龍も話について行けずにそれぞれの表情を戸惑った様子で見比べた。
 「もしそうなったら、面白いだろうな。って思ったんだよ。」ケンジは軽いノリでそう言った。
 「面白がるなっ!」ミカが叫んだ。「まったく、人をコケにしやがって・・・・。」
 「わっはっは。」ケンジは大笑いした。
 「あの、ケ、ケンジおじ、」健太郎が恐縮したように言った。
 「何だ?健太郎。」
 「ちょっと二人だけで話したいことが・・・・あるんだけど。」
 「ん?どうした。」
 「いや、ちょ、ちょっとね。」
 「なんだ、健太郎、いきなりおとなしくなっちゃって。」ミカが言った。健太郎はミカの顔をちらりと見た後、すぐにうつむいた。
 「わかった。じゃあ表を散歩でもしながら話すか、健太郎。」
 「う、うん。悪いね。」
 真雪が立ち上がった健太郎を見上げて、ほんの少し首をかしげた。


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