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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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狂宴-9

「んあっあっ凄いっ!」

 このシチュエーションに興奮しているのか、薫子の感度が上がっている。

「はぁ…はぁ…犬神様……凄ぇイヤラシくて、凄ぇ綺麗だ……はぁ」

「あっアアッ…アツ……璃子ぉ…もっと」

「ふっ…仰せのままに」

 薫子の望むモノならなんだってくれてやる。

 俺は激しく突き上げながら指をクリトリスに押し当てた。

「ひあんっアツぅ!」

「はぁ…薫子っ」

 ぐりぐりと強めに震わせると、薫子の胎内が小刻みに蠢く。

「いやっいやぁっイク…イッちゃっ……っああアアーーーッ!」

「あ゛くっ」

 ギュウッと肉棒が搾りあげられ、堪らず中にぶちまける。
 薫子の絶頂は凄まじいもので、いつも持っていかれちまう。

「あ、あぁ……」

 ビクビクと痙攣していた躰から力が抜けて、薫子が崩れ落ちた。

「きゃうっ」

 薫子に潰された加藤が可愛い悲鳴をあげて、今村が笑いながら彼女をひきずり出す。

「ごめ…璃子ちゃん」

「いいよ。薫子ちゃんのイキ顔、ステキ」

 加藤は薫子に口づけをして、薫子もそれに応える。

 これ、ほっといたら2人でおっぱじめるだろうな。

 俺と今村は顔を合わせて苦笑いした。

「こら、女同士で楽しむな」

 先に今村が加藤に抱きついて薫子から引き剥がす。

「全く……淫乱っすね」

 続いて俺が薫子を後ろから抱いて自分に引き寄せた。

「だあってぇ……薫子ちゃん可愛いんだもん」

「女同士も良いな……お主らもどうだ?」

 はあ?今村とヤれって?

「……いくら薫子のお願いでも、それだけは却下です」

「むぅ、残念だ」

 俺に断られて心底残念そうな薫子……ホント……変な所に興味持つんだから、この神様は。
 俺は内心呆れながら、薫子に後戲を施してやった。
 穏やかに緩やかに後戲をしていると、今村がふと顔をこっちに向けた。


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