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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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白昼悪夢-4

 美香が身の危険に直面している頃、城東署は慌ただしく美香の行方を追っていた。
 「ダメだ、GPS反応はパトカーが止められていた所で消えてる。そこで電源が切れたか…。」
 「誘拐されたか…?」
 「その可能性が高いと…。しかし何の為に?」
 「もしそうなら、犯人から何かコンタクトがないと手の打ちようがない。」
何の手がかりもつかめない。一方、現場で聞き込みをしていた涼子に目撃情報があった。
 「がたいのいい、帽子とサングラスをかけた男がミニパトに乗り込んで走り去るのを見ましたよ?」
 「男は1人でパトカーを?」
 「いや、助手席に婦警さんいたと思いますよ?」
 「どんな様子でしたか!?」
 「良くは見てませんが、寝てるような気絶してたような…。」
 「分かりました。ご協力、ありがとうございました。」
これで美香が何者かに連れ去られた可能性が高くなった。涼子は捜査員と話す。
 「駐車場の出庫記録から、その時間に出たのは1台。でも盗難車だったと報告があったよ。その盗難車も隣街で乗り捨てられているのが見つかったよ。そこで自分の車に乗り換えたんだろう。まずいな…、もしかしたら、あの事件と関係があるのか?」
涼子の顔が強張る。
 「最近の…あの噂の婦警を狙った強姦事件ですか…?」
 「ああ。今、口外禁止で公にはなっていないが、立て続けにあちこちの婦警が何者かにレイプされているという、あれかもな…。」
 「レイプ…。」
心に重く響く。
 「犯人の特徴も酷似している。覆面か、サングラスに帽子…。もし本当に拉致されたのなら、勤務中に婦警が襲われるのは今回が初めてだ。事件の関連性は慎重に捜査しないと…」
 「美香が危ない…。こんな事になるならもっと早く事件としてしっかり捜査すれば良かったのに!」
 「婦警が連続レイプされたと知れたら警察の威厳にかかわるからな。」
 「本部はいつも威厳ばかり…!レイプされた婦警達の気持ちなんて何も考えてない!!」
怒りをあらわにする。
 「そうしたら、逆に自分がされた辛い事を事細かく明らかにしなきゃならないんだ。公にするだけが被害に遭った婦警の為にはならないのはおまえも…。」
 「分かってますよ…。憎むのは犯人…、分かってます!」
苛つく涼子。美香への心配は止まなかった。余計に自分と同行している時に起きた事件だ。大きな責任感が涼子にのしかかる。レイプは女に取って最も辛く悲しい行為だ。そのレイプを楽しんでいるであろう犯人が憎たらしくて仕方がなかった。


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