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魔法少女ありす
【コメディ その他小説】

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トリック オア トリート-5

そして改めて訪れたハロウィンの日。
宮の森家には彼女のクラスメイトが全員招待されていた。
カミラとカミーラも招待客の中にその姿があった。
ありすは、ミニスカポリスの仮装だ。
由美は、バニーガールで来ていた。
カミラとカミーラは、TVアニメの魔法少女のコスプレできていた。
「ハッピーハロウイン」
そんな声が少女達の談笑の合間からもれ聞こえてくる。
「全員注目!」ありすが、大きな声で叫ぶ。
「なに?どうした?」
「ありすちゃん、どうしたの?」
口々に返事してきたので、むしろさっきより騒がしくなった。
「ちょっとした余興をします。」
「どうなさいましたの?とりたててそのような事をしていただかなくても」
パーティーの主催者の里美が、気を使わせてしまったかと心配してきた。
「この間のお見舞いのお礼だよ。トリックオアトリート」
「お菓子なら、お好きなだけ・・・」
里美は、十分なお菓子を用意しテーブルに置いていた。
突然、目の前に何か落ちてきた。
反射的にだした手の上には、キャンディーがあった。
「ん?キャンディー?」
気がつくと、キャンディーだけでなくいろんなお菓子が、空から降って来た。
「こ、これは?ありすちゃんなの?」
「トリックオアトリート」
「って、違うでしょ。トリックでトリート。マジックでトリート?」
大量のお菓子が、空から降って来る。
「あの?ありすさん?なんだかこの情景見たことあるんですが・・・」
カミラとカミーラが話しかけてきた。
「うん。ごめん。私、みんなの事信用してなかったみたいなんだ」
「なに?それは?」
由美が、背後から、首を絞めてきた。
「ちゃんと説明するから・・・」
お菓子が降る中、他の少女は、大喜びでお菓子ををあつめてる。
「とりあえず。ハッピーハロウィン」
「トリックオアトリート」


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