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魔法少女ありす
【コメディ その他小説】

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トリック オア トリート-1

「もう許さん!やつらを踏み潰せ!」
巨大な三体のゴーレムが暴れはじめた。
「今回は前のような戦闘機程度の攻撃では倒せなくてよ」
「数が増えただけでずいぶんな自信ね」
「シューティングスター!」
「エリーゼ!」
ありすとカミラは箒を召還して飛行能力を駆使してゴーレムの攻撃を回避する。
「ゴーレムG3!お前の本当の力をみせてやりなさい!レッツトライクロス!」
三体のゴーレムがトライアングルフォーメーションで編隊を組んで上昇する。
三体のゴーレムがそれぞれ頭部腕と胴体部分と脚部に変形して合体して一体の超巨大ゴーレムへと姿を変えた。
「グレートゴーレムG3!」
カミーラの台詞に合わせてゴーレムがき決めポーズをする。
「子供向けのTVアニメをみたのかな?」
「ありすちゃん、あんな人をまともに相手したくありません」
「そうね、とっと、かたずけちゃいますか」
ありすは箒でぐるりとゴーレムの周りを飛ぶ。
突然、ゴーレムを中心とした直径10mのぐらいの円形の空間のみ異質の世界となる。
「これは!」
「結界だよ。もう、そのゴーレムは、結界の外には出れないよ!」
「術者の貴様を殺せば、結界は、消えるだろう?」
「けど、こっちは結界の外に出れるし」
ありすとカミラは結界の外に出てしまった。
「閉じ込めたのは良いけどあの頑丈なゴーレムはどうするの?ずっと閉じ込めとくの?」
「いくらなんでも、永遠に結界を維持できないから攻撃する」
「攻撃魔法は通じないよ。どうするの?」
「もちろん物理的攻撃」
空中で話しこんでる最中、突然、ガーンガーンという音が響いてきた。
超巨大ゴーレムが結界の壁を殴って破壊しようとしている。
ビッシ、突然、空間にヒビが入る。
「うそっ!物理的攻撃で結界が壊れるの?」
「おほっほほほほほ、いいぞグレートゴーレムG3、お前は、無敵だ!」
カミ−ラは、ゴーレムの頭の上で高笑いしてる。
「こっちも終わりにします」
こん!
「ん?」
カミーラの頭に何かが、あたった。
「何?雨?」
手の平を拡げてみる。
ぽん!ちょうど手の平に何かが落ちてきてそれを掴んだ。
「飴?!?」
バラ、バラといっぱい落ちてきた。
降って来るのは飴だけじゃないチョコレートやビスケットなども降って来る。
ふる量の増加とともに落下速度も速くなってきた。
ゴンとかガンとか音をたて当ってきた。
「痛い、痛。イタタタタ・・・」
カミ−ラは、たまらず、ゴーレムに命じ、ゴーレムの手の平をかさ代わりに頭の上を守らせる。
しかし落下速度は、さらに増し、ばきっ!落下してきたお菓子は、ゴーレムに当たるとその瞬間お菓子が砕け散る。
落下速度は、さらに増し、ベッキ!ガンッ!ついには、ゴーレムの方が、砕け始まった
次々とゴーレムが、破片を落とし崩れていく。
カミーラを守っていた手も破壊された。
「ぎゃ−っ!」
カミーラを守っていたゴーレムの腕がなくなり、お菓子が、カミーラに直撃した。
大量のお菓子が、すさまじい勢いで落下しゴーレムを破壊していく。
「ありすちゃん、これは?」
「メテオストライク、ハロウィンバージョン」
「メテオストライクって流星を広範囲に落下させてダメージを与えるやつ?」
「流星の代わりにお菓子を落としてる」
「お菓子でダメージ与えられる?」
「音速で落ちてくればゴーレムだって壊れるよ。あとでお菓子拾いにいこう。」
「焼け焦げて食べれないのでは?」



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