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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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降臨-20

「はぁ……あっ……あぁ……はぁ……はぁ……」

 痙攣が止まった薫子はぐったりと弛緩して胸を激しく上下させる。

「はっ……まだ…だぜ?」

 繋がったまま薫子をうつ伏せにした俺は、またもや腰を持ち上げて後ろから突く。
 萎えていた肉棒はむくむくと硬く、大きく復活していった。

「ふあぁんっ中……中で大きくぅっ……ああんっ猿ぅ」

 うつ伏せてケツを突き出してる様は正に獣……菊門のすぐ上にある尻尾は薫子の背中を包むように垂れている。

「あんたも所詮は雌だな……一番似合ってるぜ?この格好」

 俺が罵ると薫子の中がきゅうっと締まる。

「くくっ……嬉しいか?」

「あっあっあっ……猿っ……ああんっ」

 こいつ完璧マゾだな……おもしれぇ。

「もっと乱れろよ……雌犬」

 俺は乱暴に薫子を突き上げてやる。
 多分、痛いはずだが薫子には気持ち良いらしい。
 半開きになった口からだらしなく舌が零れ、涎が流れている。

「はあっ!もっともっとおっ!凄っい…もっとイカせてぇっ!!」

 黒髪を振り乱して狂ったように腰を振る薫子に益々興奮した。

「はっ…はっ…どっちの口に出して欲しい?」

「ああっ!下ぁっ中にっ!!」

「いっ……くぜっ!!」

「ああっああっ私もぉっ!!イクっイッちゃうぅ!!」

「薫子っ!!」

「んああぁーーーんっ!」

ゴプッ

 俺達は同時に絶頂に達し、痙攣する躰を重ねたまま2人して気を失った。


 気がついたのはまだ夜中で、外には満月が輝いていた。

「本当にすんません」

 俺は全裸のまま床に額を擦りつけて土下座していた。
 もちろん、薫子に向かってだ。
 薫子も全裸のままだったが、大きな尻尾が躰に巻き付いてそれを隠していた。
 その薫子は俺に背中を向けて座ったまま無言。

 うう……居たたまれない……罵倒されたり殴られたりされた方が何倍も楽だ。

「あの〜…犬神様?」

 恐る恐る顔を上げてみたら、目の前の床にビシッと尻尾が叩きつけられ俺は再び平伏する。

 ですよね〜…そりゃ怒りますよね〜…いくら何でも暴走しすぎっすよね〜…。

 でも、しょうがねえじゃん?俺、猿だし?獣だし?妖怪だし?理性なんかあって無いようなもんなんだし。
 しっかし、何で滅っしなかったかな……そりゃ俺的にはラッキーだが薫子的には最悪だろ?妖怪猿に陵辱されたなんて……しかも、あんなに淫らに自分から求めるような……あ、やべ……勃ってきた。


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