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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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降臨-17

「あうっ!猿?!」

 いきなり豹変した俺に驚いた薫子は目を見開いた。

「あんたが悪いよ、犬神様。我慢の限界だ……もう、優しくなんかできねえ」

 そう言った俺は噛みつくように唇を奪う。

 神様だ?だから何だ?そんなの知るか。
 所詮は女……この女は俺のもんだ……。

 オレ ノ エモノ ダ

「んんっ…猿っ……んうぅっんはぁっ」

 妖怪の……獣の本性が溢れだす……もう止まらない。
 俺は本能のままに薫子の口内を蹂躙し、たっぷり味わった後、荒々しく胸の頂点を攻める。

「はあぅっ猿……猿ぅ……ぅああんっ」

 薫子の口から漏れる矯声は甘美な歌のようで、俺を益々興奮させる。
 乳首を甘噛みして舌で弾く、何度も何度も……薫子が求めるままに。

「あぁっ変なっ……あっ……猿……私っああんっ!」

 薫子の躰が大きく反ってビクンっと痙攣する。
 初めての絶頂を迎えた薫子は荒く呼吸しながら俺を引き剥がそうとした。

「猿……猿……もうっ…あぁ……」

 俺はそんな薫子を無視して舌を下げていく。
 余韻に浸らせる気など無い……まだまだ足りない。

「ふうぁ……あぁ……猿……やめ……」

 力では敵わないと分かった薫子は俺を引き剥がすのを諦めて腕の力を抜いた。

「嫌なら滅っすればいい」

 俺は冷たく言い放って最後の布切れをビリッと破り取る。
 反射的に足を閉じようとするのを無理矢理開かせて顔を茂みに近づけた。
 雌の匂いが鼻孔をくすぐる……俺は溢れでる愛液を啜るように淫らな口にしゃぶりついた。

「ひいっあぁっ嫌っ…猿っ止め…んあああんっ」

 薫子の躰が何度も跳ねる……俺の頭を押さえる手が髪を握る。

「ああっ……だめ……気持ち……良いぃっ!ああんっもっと、もっとぉ……猿ぅっ」

 神様の皮を脱ぎ去り、女をさらけ出した薫子は声を限りに鳴く。
 俺は未発達の淫核を軽く歯で挟んで舌で弾きながら吸い上げる。

「凄っ気持ち良い……ああ、また……来るぅ……猿っああっああっアアァーーーっ!!」

 先程よりも大きな快楽の波が薫子を飲み込んだ。
 足先がピンと伸びきってビクビクと震える。
 口の中にある秘穴からゴプリと愛液が何度も溢れ出るのを、俺は飽きる事なく舐め取った。

「ぁ……あぁ……」

 薫子はぐったりと脱力し、未だに与えられる快楽に鈍く反応する。

「本番はこれからだ」

 愛液まみれの口を拭った俺は、薫子の両足を大きく開かせて復活済みの肉棒をあてがった。


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