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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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降臨-16

「では、ダメだったら言ってくれ」

 薫子は肉棒の根元に指を添えて裏側を舐め始めた。

「っぅ……ふくぅ」

 おいおいおいおい、何の冗談だよ?神様が膝まづいて俺に奉仕してるよ?

 なんかもう背徳感やら征服感やらでごちゃごちゃする……ただ、驚きなのは薫子の舌技がかなり上手い事だ。
 ワザと唾液でネトネトにして、それを舌全体で塗りたくるように動く。
 ニチャニチャと響く効果音がいやらしい。

「い…ぬ神様……」

「ん?」

 俺の声に薫子は肉棒を舐めるのを止めずに、目だけあげた。

「ぁの……くわえて欲しいかなあ〜…?」

 厚かましいかと思ったが、神様に舐めてもらうだなんてこの先2度と無いだろうから……。

「ん」

 薫子は目を伏せて返事の代わりにかぽっとくわえてくれた。

「うぅっ凄え……気持ち……いっ…す」

 口の中でも舌は蠢いて俺を刺激する。
 時折吸い上げる力加減とタイミングが絶妙にいい。

「はっ…あっ……やべっ……うっ」

 俺は薫子の頭を掴んで軽く腰を振り始める。

「んぅ?!んくっんっんっんうぅ」

 一瞬、引いた薫子だったが俺の動きに合わせて頭を動かしてくれた。

ジュパジュパジュパ

「やばっ……出るっ…薫子っ離せっ」

 ギリギリまで吸い付いていた薫子を引き剥がした時……名残惜しそうに伸ばされた薫子の舌と俺の肉棒が、糸を引いて繋がっているのが見えて一気に爆発する。

ドクッ ビュルルッ

「うっぐう…はっあ……はぁ……はぁ……」

 慌てて自分で手を添えて発射位置を調整し、顔射だけはなんとか避けた。
 薫子の胸元に放たれた俺の精液は、自分でも驚くほどに大量で……興奮し過ぎだろう、と内心つっこむ。

「はぁ……はぁ……すんません……」

「気にするな、望んだのは私だ……ふむ、こんなに飛ぶのだな」

 薫子は頬に飛んだ液体を指で拭って、じっくりと観察する。
 そして、あろう事かその指をパクリと口に入れたのだ。

「!!」

 頭のどこかで何かがブチッと切れた音がした。
 俺は薫子の躰を床に押し倒してその躰にのしかかる。


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