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犬猿の仲
【ファンタジー 官能小説】

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降臨-12

「あ」

 少し驚いた薫子だったがなすがままになっている。

「今更、止めろっつってもダメだっつっても聞きません。本気で嫌なら滅っして下さい」

 それぐらいの覚悟と決意が必要だって事は分かってほしい、と耳元で囁く。

「了承した」

 薫子は大きく息を吸って長く吐き出す。
 その吐いている最中にペロンと耳を舐めた。

「ふっ……んんっ」

 そのまま軽く噛んだり舐めたりしながら手を滑らせて胸を揉む。

「あっ……?」

「さっき、胸を触ったら気持ちいいか聞きましたよね?どうです?」

「ぁ……何か…変な感じじゃ……」

 サイズはDカップかな?手の中にすっぽりおさまる胸は柔らかく無茶苦茶触り心地が良い。

「触ってる方も気持ちいいんですよ?」

「そ…うか……っあぁっ」

 首筋に舌を這わせて乳首を摘まむとため息混じりの声があがる。

「どうです?」

「あっあぁっ……」

 薫子は恥ずかしそうに顔を赤くして左手の甲を口に当てた。

「だめですよ、声は我慢しないで下さい……気持ち良いでしょ?」

「ふっぁぁ……気持ち……良いっ……」

「もっと?」

「ああ……もっとぉ」

 薫子は俺に背中を預けて息を荒くする。

 素直だと可愛いじゃん?もっと感じさせたくなっちまう。

 俺は体をずらして薫子をソファーに寝かした。
 横から抱くような形になって薫子の顔を覗き込むと、彼女は恥ずかしそうにしながらも見つめ返す。
 真っ直ぐなその瞳は潤みきっており、期待と興奮が渦巻いていた。
 桜色に染まった肌……その肌よりも綺麗なピンク色の乳首は俺が弄ったせいでピンと勃ち上がっている。

「キスしていっすか?」

 自分で聞いておきながら返事を待たずに唇を重ねた。

「んっ」

 少し肩を震わせた薫子は、緊張しているのか口を堅く閉じたままだ。
 その緊張をほぐすように何度も角度を変えて軽いキスを繰り返す。
 唇を舌でなぞったりもしてみたが中々緊張が解けない。


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