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ゼビア・ズ・サイドストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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Re:〜後編〜-23

「そうだな……次回にとっておくか」

 アースはそう言いながら愛撫を再開させる。

「んんっ」

 一度唇にキスを落として首筋、鎖骨と舌を這わす……丁寧に、時折軽く吸い付きながら胸の谷間を通って臍まで下りた。

「……傷……少し残るな……」

 臍の脇にある刺し傷にアースは顔をしかめて、慈しむようにそこを舐める。

「ひぃっあぁっ」

 今まで感じた事のない感触にキャラは背中を反らせて喘いだ。

「お?やっぱり敏感になってんな」

 傷口はそこだけ皮が薄くなって敏感になるのだ。
 自分も経験のあるアースはニヤリと笑って傷口を舌で何度も往復する。

「ぁうぅっや……だぁ……」

 背中側の傷口も指で優しくなぞるとキャラの息づかいが荒くなった。

「はっあっ……ダメ……お願い……挿れてぇ」

「まだだ」

 傷口への愛撫を止めたアースはキャラの足を掴んで無理矢理開く。
 そして、ダラダラと愛液を滴らせている淫口をベロリと舐め上げた。

「ひあぁんっ」

 キャラは悦びの声をあげて快感に身を任す。
 淫核を集中的に責めながらズプリと指を2本差し込んで腹側を擦る様に攻撃した。

「んあっやだっ……それっ……ああっ……だめぇっんあぁっ出ちゃうっ……アースぅっ」

 イヤイヤと首を横に振るキャラを無視して、アースは指の動きを速くする。

「あっあっだめ……出る……イ……くぅっ!」

ピシャアッ

「あっ…ああ……」

 派手に潮を吹いたキャラは両手で顔を覆った。
 アースの指をくわえたままの淫口はヒクヒクと蠢きながら、その動きに合わせてプシュプシュと潮を吹いていた。

「派手に吹いたなぁ」

 ぬぷりと指を抜いたアースは指から手首に流れる液体を見せつけるように舐めとる。
 顔を覆った指の隙間からその仕草を見たキャラは、アースの色っぽさにドキンと胸を高鳴らせた。

「潮吹き嫌い」

 やっと息が整ってきたキャラはポツリと呟く。
 違うとは分かっているが、まるで漏らしたかのような感覚が恥ずかしいのだ。


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