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秘め事の系譜 シホ
【同性愛♀ 官能小説】

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恋は盲目-1

 ロッカールームに戻った二人は、快楽を覚えたての少女のように、ガマンできないと言った勢いでお互いの水着を剥ぎ取った。豊満な乳房も、形の良いお尻も露にして、誰も居ないロッカールームでお互いの唇を貪る。
 二人が愛し合うとき、どちらが攻めでどちらが受けか、特に決めては居ない。その時の雰囲気でお互いの身体を愛撫し合うが、今日はサチコの気分が昂ぶっているようで、ハーフの美女はシホの首に腕を絡ませると、ぶら下がるようにしてベンチに横たわった。
 ベンチで仰向けに恋人を見上げるサチコにキスをすると、シホは淫らな汁を流し始めた相手の秘所に顔を近づけた。
 サチコの陰毛は薄っすらとしていて、それほど濃くは無い。水着を着るために最低限の手入れは行っているが、自然な状態でも形が整っている。より際どいデザインの水着であっても問題は無いだろう。
 水揚げされたばかりの貝のような媚肉が窓から差し込む昼の光に照らされて、シホの目の前で淫らに濡れ光っている。
 シホは指先を二本、濡れる蜜壷に差し込んだ。ほとんど抵抗も無く、白い指先がサチコの身体に吸い込まれていく。
「ふあっ」
 指先を軽く出し入れしながら、シホは反対側の手で恋人の肉芽を剥き出しにし、舌先で転がすように刺激した。ほんのりとプールの匂いがする。
 女の最も敏感な部分に舌が触れるたびに、サチコの身体は快感に打ち震えた。足を床に突っ張らせ、軽く腰を浮かし、恋人の舌先をより感じるように身体をよじる。
 サチコの脚を大きく開いたシホは、薄っすらと茂みを生やした恋人の秘所に触れ、円を描くように軽くマッサージした。それだけで、サチコの蜜壷から淫らな汁が溢れてくる。
 わざわざ音を立てて、シホはサチコの蜜壷から漏れ出す淫汁を吸い出した。つられるように、敏感な肉の芽がより露になる。
「んあっ!」
 完全に姿を現した恋人の敏感な部分に、シホはザラザラとした舌の表面を擦り付けた。ツルリとした感触が舌の表面に感じられる。
「ああっ、いいっ! シホの舌、とってもいいわ!」
 二人以外は誰もいないロッカールームに、遠慮の無い淫らな嬌声が響き渡った。身体を弓なりに逸らせ、自らの乳房を揉みしだきながら、サチコは下半身から広がる快感の波を味わっていた。
「あ……あ……、いいっ! んんあっ! ……!」
 ひときわ身体をそらしたサチコは、ブリッジのような姿勢で硬直したかと思うと、ガクンと力を抜いた。横たわっていたベンチに腰を落とし、自分の乳房を揉んだままの格好で力を抜く。
「はあ、はあ……」
「ふふ、もうイッちゃったの? サチコのエッチ」
「だって、シホの舌が良いんだもの。ね、今度はシホも気持ち良くしてあげる」
 シホは恋人の秘所から顔を上げるとベンチを回りこみ、仰向けになっているサチコの頭に跨った。
 天井を見上げるサチコの目の前に、恋人の媚肉と菊門が覆い被さってきた。
 シホの秘所には普通あるべき茂みが全く無い。水着を着るために剃り落としたわけでは無く、もともと生えない体質なのだ。ポッテリとした肉厚のある媚肉の割れ目が、遮るものも無く綺麗なピンク色をのぞかせている。
「ふふ、シホもその気なんじゃない。エッチな涎が出てきてるわよ」
「あふ……。早く……、誰も来ないうちに……ね?」
「大丈夫よ。この時間はあんまり来ないから」
 二人はお互い、相手の身体の全てを知り尽くしている。乳房をどのように揉めば気持ち良くなるか、蜜壷に指を何本入れれば喘ぐのか、お尻の穴はどのように舐めれば快感に震えるのか、お互いに知り尽くしている。
 だがそれでも、こういった快楽を求めるだけの、普段の生活ではありえない体位というのは興奮する。ましてやここは、スポーツジムのロッカールームだ。背徳的な雰囲気にシホの心臓は少女のように高鳴った。軽く開かれた唇から、愉悦の吐息が漏れ始める。
 サチコが両手でシホの豊かなお尻を抱え、舌先で恋人の媚肉に触れようとしたその時、ロッカールームの扉が開かれる音が聞こえてきた。
 驚いた二人は、飛び上がるようにして離れた。
 二人が淫らな行為に耽っていたロッカールームは、女性用だけあって入口の扉を開けても中を直接見る事は出来ない。目隠しの為に、温泉などと同様にわざと入り組んだ形で壁を設けてあり、ロッカールーム自体は奥まったところにある。
 スリルを楽しんでいるとはいえリスクは避けたいので、二人が淫らな遊びをするときには、扉が開く音を警報機代わりにしていた。
「残念……」
 軽くキスをして、何事も無かったかのように、二人はそれぞれのロッカーを開いた。バスタオルを手に取り、シャワーブースに向かう。
「ちょっと、そこのオバサン!」
「……はい?」
 いきなり無礼極まりない声をかけてきたのは、今しがたロッカールームに入ってきた若い娘だった。年の程は二十歳くらいか。もしかしたら学生かもしれない。茶髪のロングヘアで、いささか濃い目の化粧をしている。素材は良さそうなのに、髪染めと化粧で随分と安っぽい印象だ。自分の娘がもしかしたらこうなるかも、と一瞬考えて、シホは身震いした。
 シホやサチコが使っているジムのフロアは、VIP会員でないと普通は入れないエリアである。一応、ファミリー会員やVIP会員のゲストなどで入る事も出来るが、一見の若い女性が簡単に入れるところではない。高級ジムだけあって、その辺りのセキュリティはしっかりしている。
 キツイ視線を浴びせてきた小娘は、白のデザインTシャツに短いタイト気味の黒いスカート、金具の大きめな革のジャンパーという格好だった。お淑やかにして、それなりのものを身に着けていれば、深窓のご令嬢という形容詞が似合うのだろうが、ケバい化粧とシホを睨みつける視線が見た目の印象を悪くしていた。
「ええと、何か話が有りそうだけど、いきなりオバサンってのは失礼じゃない?」


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