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セクシャルな講義
【女性向け 官能小説】

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新・セクシャルな講義・第5章-2


安いだけに、夕方にもなればサラリーマンや学生などで賑わい、
一杯になる。

たまに、私はふらりと街に出かけたときにはここへ寄るのだ。
ここでの人気は、焼き鳥のセットや、冷や奴、サラダ等がある。
飲物と言えば生ビールや、焼酎、酒・・・等々

私が一人で飲んでいると、准教授が来て私の隣へ座った。

「やあ、お久し振りですね准教授」
「止めて下さいよ、こんなところで青柳でいいですよ」


「あはは、そうですか、青柳さん」
「ところで貴方もお元気のようで、佐々木さん、どこかへお出かけでしたか」
「まあ、そんなところで」

後から来た彼にも、いつもの酒が届く。
お互いの一合升に注いだ酒を酌み交わす。

「今日も、お疲れさん」
「どうも・・どうですか、大学は?」

私は話を切り出した、
女子大生には興味があるのだ。


「ええ、まあまあですね、始めの頃は戸惑いましたが、馴れましたよ、あはは・・」
「そうでしょうね、女を意識したら授業になりませんからね」
「あは、さすがに良くお分かりで」

お互いに顔を見合わせる、
彼のこの人柄で、愛想の良い顔なら学生も安心できるだろうな、
と私は思った。

歳は四十歳半ばと言った所だろうか。
その歳で若い子達を相手に出来るとは、少し羨ましい気がする。

「青柳さんは生物学が専門と聞きましたが、学生の反応はどうですか?」
「ええ、この学問は奥が深く、大変ですよ」
「そうですか」

私は升の酒をチビチビ舐めながら彼を見る。
自分ながらも、少し顔が赤くなってきたようだ、
少し乗ってきたか・・

「最近、話題の遺伝子のことや、深くには・・生命の起源、ヒトの精神
あるいは心理過程、地球外生命体などがありますが、難しいです」




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