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真夜中の淫謀
【レイプ 官能小説】

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林田みずきの嫉妬、そして憎悪-2

 すべては斎藤のために。

 大学に入ってすぐの連休。高校時代の友人と連絡をとり、斎藤を交えた飲み会を企画してもらった。みずきの気持ちを知っている友人たちはとても協力的で、帰り道は彼とふたりっきりになることに成功した。

 その日、斎藤は友人たちに大量の酒を飲まされて歩くのもままならないほど酔っていた。みずきは彼を部屋まで送り、ついでに自分もあがりこみ、酔った彼の前で全裸になって抱きついた。

 拒まれることはなかった。前戯もなしにいきなり突っ込まれた。激しい痛みしか感じなかった。腰を振りながら喘ぐ斎藤はもはや誰を相手にしているのかもわかっていないようだったが、それでもみずきは満足だった。

 もちろん膣内に射精してもらった。これで子供でもできればしめたものだと思った。残念ながらその願いがかなうことはなかったけれど。

 翌朝、斎藤は前夜のことをまったく覚えていなかった。みずきが処女を捧げたことを伝えると、青ざめた顔で何度も土下座をしながら謝っていた。

ちがう、謝ってほしいんじゃない。わたしをあなたの傍にいさせてほしいだけなの。ときどき、この部屋に来させてほしいだけなの。

そう言うと斎藤は怪訝な顔をしながらも、それくらいなら別にかまわないと頷いた。部屋のスペアキーを欲しいとねだると、ちょっと迷いながらも渡してくれた。

その日からみずきは学校とアルバイト以外のすべての時間を斎藤のために過ごした。わずかな時間を見つけては彼の部屋へと足しげく通い、掃除も洗濯も頑張って、まるで奥さんのようなことをしている自分に酔った。仕事で忙しい彼はめったにみずきと顔を合わせることもなかったが、それでもよかった。

 ただひとつだけ不満があった。あの最初の夜以来、斎藤が一度もみずきを抱こうとしないこと。泊って行けと言わないこと。それも「ああ、きっとわたしのことを大切にしたいと思っているのね」と思えば寂しくは無かった。

 彼がバイクを趣味にし始めたのを知ると、みずきも免許を取り中古のバイクを買った。バイク仲間と遊ぶときには必ずついて行った。仲間たちはみずきを斎藤の彼女だと思ってくれたようだったし、斎藤も仲間の前であからさまにそれを否定するようなことはしなかった。

わたしたちは公認の恋人同士なんだわ。みずきは有頂天になり、ますます斎藤の世話をやくことに専念した。いつかプロポーズの言葉が聞ける日を夢見ながら。


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