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『癒しの館』〜変態マッサージ店〜
【レイプ 官能小説】

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『癒しの館』〜変態マッサージ店〜-9

「・・・酒井様、終わりました。酒井様」

 はっ、と気がつくと、わたしは薄いガウンを着たままベッドの上で眠っていた。夢でも見ていたのだろうか。

 施術師はあの優しい顔で、お加減はいかがですか、と微笑んだ。

 ベッドから体を起して、首や肩をぐるぐると回してみる。あの重くだるい感覚は嘘のように消え去り、ここ数年悩まされていた頭痛も治まっていた。鏡に映る顔も浮腫みがとれたようにスッキリとしていた。

「それはなによりです。『癒し』の効果は通常1週間程度となっておりますので、またお気に召された場合は受付で来週のご予約を済ませてからお帰りください」

 施術師はうやうやしく頭を下げて部屋を出て行った。眠っている間にそうされたのか、きれいに拭かれて良い香りのするパウダーがはたかれている。

 ベッドから降りて着替えようとしたとき、足の間からどろりとした液体が流れ出てきた。あれは・・・やっぱり、夢じゃなかった。


 個室を出て、薄暗い廊下を抜け、受付へと戻った。そこには、満足げに笑う美香の姿があった。

 顔を見合わせる。何も言わなくてもわかった。わたしたちはまた来週もここへやってくるだろう。

 極上の『癒し』を求めて。

(おわり)


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