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ゼビア・ズ・サイドストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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焔の決断-4

 翌朝、目を覚ましたエンはグラグラする視界とガンガン痛む頭を抱えて体を少し起こす。

「っちゃ〜…飲み過ぎたぁ〜…」

 昨夜、そのまま飲み会になりキャラの子供の頃の話や、自分の話、ファンの話……色々話が盛り上がって酒のペースも上がったらしい。

 しかも、途中から記憶が無い。

 エンは上半身を起こして自分の姿を確認し……そのまま固まった。

「え〜と……なんで裸なんだろ?」

 茫然としていると横で何かがもぞもぞと動く。

「ねぇ、アビィ……僕、何で……」

 てっきりアビィだと思ってそっちに顔を向けると、そこに居たのはラインハルトだった。

「はい?」

「ああ……おはよう、エン」

 こっちも裸なラインハルトは腕を伸ばしてエンの手を取り、キスを落とす。

「はいぃ?!」

 ビキッと固まり、ジリジリと逃げようとするエンにラインハルトは怪訝な表情を顔に浮かべた。

「……覚えてない?」

「何を?!」

 ラインハルトから手を引き抜いたエンは壁際まで逃げる。
 そんなエンの仕草にラインハルトはとても傷ついたような顔をした。

(……ぅ……?)

 その表情にエンの胸がツキンと痛んだが、ラインハルトは直ぐに笑顔になる。

「言っておくけど、脱いだのも脱がしたのも君だからね」

「えぇっ?!」

 驚くエンにクツクツ笑ったラインハルトはごそごそと服を着始めた。

「お互い大分酔ってたからねえ……ああ……大丈夫、途中までしかシテないから」

(男同士の途中までってどこまでさ?!)

 エンは思わず頭を抱える。

「具体的に言うと挿入は無し……それ以上は私の口からは言えないなあ……」

 パンツとズボンを履いて、シャツを羽織ったラインハルトはエンを見て顔をしかめた。
 エンは頭を抱えた姿勢で固まっていた……二日酔いの頭痛が襲ってきたのだ。

「……大丈夫?」

 ギシッとベットが軋み、エンが顔を上げると至近距離にラインハルトの心配そうな顔。

「……っ!?」

 覗き込んできた緑色の瞳を見た瞬間、エンの脳裏に昨夜の出来事が一部甦る。


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