王様の嫁取り大作戦-21
「……初めて……」
「は？」
「こんなに何回もイッたの……初めてなのよ」
イズミは視線を反らせて不機嫌そうに答える。
何だか負けた気がして悔しいのだ。
「手技には自信があんだよ」
顔を袖で拭いたドグザールはズリズリと上がってきて、イズミの頬にキスを落とした。
「……でも……物足りない……」
イズミは不機嫌なまま視線だけでドグザールを見る。
「貴方が欲しい」
ドグザールはイズミの頬を片手で包むと自分の方へ向かせた。
「俺もお前ぇが欲しい」
そっと唇を重ねたドグザールはごそごそと下着ごとズボンを脱ぎ去る。
歳の割には元気な肉棒をイズミの淫口にあてがい、ゆっくりと挿入しようとしたのだが……。
「！っうをっ？！」
先っぽを挿れた瞬間、ズルズルッと奥まで飲み込まれた。
「っああぁンっ！」
「ふ……くぅ……」
イズミの胎内はぐにゃぐにゃと蠢き、ドグザールに刺激を与える。
「はっ……すっげぇ……名器だな、おい」
中の絶妙な締め付けに加え、全体的にボコボコした内面……指を入れた時に気づいてはいたが、かなり気持ち良い。
「ミミズ千匹ってヤツだな……」
「ぁ……なんですの？」
「内側にミミズが千匹のたうってるような……ってこった」
ドグザールはゆっくりと動き出し、先ほど見つけたイズミの良い所に狙いをつける。
「あぁっ……他の例えはっぁ……なかったの…んぅっ…かしら……」
ミミズって……とイズミは喘ぎながら顔をしかめた。
「ははっ……それも……そっだよな……」
ドグザールの方はあまりの快感に顔をしかめている。
「ふっあぁっ……キョウっ……ソコぉもっと……」
「ぁ……あんま締めんな……最近、遅漏だが……っこれぁ……出ちまいそっだっ」
イズミは足をドグザールに絡めてもっと深く繋がるようにした。
「だってぇ……アァ……気持ち……い……あっ…ダメっ……」
イズミの中が更にキュンと締まる……どうやら、またイキそうらしい。
「あっ…あっ…あっ…いや……またぁっ！」
「うっ……くぅ……俺も……やばっ」
ドグザールが絶頂に向けて動き出した。
力強く打ち付けてくる衝撃に、イズミの目の前に火花が散る。