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いつか伝えたいこと
【エッセイ/詩 その他小説】

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いつか伝えたいこと-1

「じゃあねー!」
「うん、バイバイ!」

笑顔で手を振って別れてから
私はやっと気づく

彼女と会ったのは2年ぶりで
次に会えるのはいつになるかわからない

地元に残った事務職の私と
都心で暮らす接客業の彼女
休日は忙しさとともに過ぎていってしまう

誕生日のプレゼントは欠かしたことがないけれど
メールも電話も年に数えるくらいだけ
こんなんで親友だって言っていいのかな?

今日もくだらない話して終わっちゃった
もっと大事な話すればよかった…

2年ぶりだったのに
次はいつかわからないのに

そのときやってきた一通のメール
あ、彼女からだ

「超久しぶりだったけど、やっぱりあんたはあんただった(笑)」

何それ?
どーゆー意味よっ!
そっくりそのまま返すっつーの

でもおかげさまで笑顔だよ

2年ぶりでも
次がいつかわからなくても

私は私で
彼女は彼女で
二人は親友なんだね

「ありがとう」

今度会ったらそう言おう
いつになるかわかんないけど

きっと彼女は笑いながら
同じ言葉を返してくれるから


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