投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

二人一緒にいるための約束
【近親相姦 官能小説】

二人一緒にいるための約束の最初へ 二人一緒にいるための約束 1 二人一緒にいるための約束 3 二人一緒にいるための約束の最後へ

二人一緒にいるための約束-2

「試験どうだった?」
二次試験が終わった日、彩は真っ先に駿に声をかけた。
「結果はわからないけど...まあまあじゃないかな!」
「良かった.....」
彩は安心したように笑った。
「これからは少しゆっくりしなさいね!」
「うん...ありがとう....」
「これからどこかへ食べに行く?」
彩の言葉に、駿は少し考えて
「それもいいけど...彩姉が作ってくれる物のほうがいいな!」
駿が恥ずかしそうに言うと
「嬉しい事言ってくれちゃって....いいわ!今日は駿君の好きな物を作ってあげる!」
そう言って笑った。彩は料理が得意ではなかった。母親が亡くなるまでは任せきりだった。母親が亡くなって料理を始めた頃は失敗を繰り返していたが、駿はそんな失敗作も美味しそうに食べていた。そんな駿の姿を見て、彩は必死で勉強して、現在ではかなり上達していた。
「やっぱり、彩姉の料理が一番だよ!」
彩の作った料理を頬張って駿が言うと
「お世辞を言わなくてもいいよ」
「お世辞じゃないよ!本当に美味しいよ!」
「ありがとう!」
そう言って嬉しそうな微笑みを浮かべている彩を見て駿は幸せを感じていた。
「こんなに料理が上手なのに....何でフラれてばなりなんだろうね?」
「駿君?それは誉めているの?それとも貶しているの?」
彩は軽く駿を睨んだ。
「えっ?あの....」
駿が困っていると
「冗談よ!冗談!」
彩が可笑しそうに笑った。
「ひどいよ!彩姉!」
駿が拗ねると
「ゴメンね!駿君!」
駿は彩にそう言われると何も言えなかった。
「あっそうだ!合格祝いは何がいい?」
「えっ?まだ早いよ彩姉!まだ決まっていないのに....」
「細かい事は気にしないの!で?何がいい?高い物はダメよ!私が用意出来そうな物でお願いね!」
彩姉が欲しい....駿は思わずそう言いそうになった....しかし....そんな事を口にしてしまえば....彩と一緒にいられなくなる....それは駿が一番わかっていた....
「合格発表まで少しあるから考えておいてね!」
「うんわかった!」
駿はそう答えたが、何も思い浮かばなかった。


合格発表を見に行った駿は合格していた事をすぐに彩にメールで知らせた。仕事中にも関わらず彩から返信があった。

[おめでとう!駿君!合格祝いは何がいいか考えておいてね!]

メールにはそう書かれていた。
「欲しい物なんてないんだけど......」
駿はメールを見ながら呟いた。



二人一緒にいるための約束の最初へ 二人一緒にいるための約束 1 二人一緒にいるための約束 3 二人一緒にいるための約束の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前