投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ひかえめでチワワなあの子は意外と
【その他 官能小説】

ひかえめでチワワなあの子は意外との最初へ ひかえめでチワワなあの子は意外と 26 ひかえめでチワワなあの子は意外と 28 ひかえめでチワワなあの子は意外との最後へ

甘えるのが下手っぴ。-2

「・・・・・・すみません・・・」



手早く自室から運んできた加湿器をセットする。

同じく用意した小さめのアイスノンをタオルでくるみ、ベッドで横になる郁の熱い脇に置いてやると、泣き出しそうなか細い声で郁がそうつぶやいた。



『いいんだよ、慣れてるから。』



「・・・慣れてる?」



『うち、両親共働きなの。妹がしょっちゅう風邪ひいてたから、看病は自然と身についた。』



妹さんがいるんですね、と微笑む郁。いつものようにやさしい瞳をしているけれど、そこに力はない。

これはこれでかわいいけど・・・でも、やっぱりどこかさみしい。俺は郁の髪を一束つまんで、指の腹で軽くねじった。



『スポーツドリンク、枕元に置いとくからな?なるべく小まめに飲めよ?』



「・・・あ・・・」



立ち上がる俺に、郁が何か言いたげな、不安そうな顔をしていた。

もう一度そばにしゃがみこみ、赤く染まる頬に手をのせる。



『キッチン借りるだけだよ。大丈夫、すぐ側にいるから。』



そう言うと郁はうるんだ瞳で弱く微笑み、目を閉じた。








(・・・そういえば。)



キッチンを借りている最中にふと、妹以外に看病をするのなんてはじめてだと気づく。




ひかえめでチワワなあの子は意外との最初へ ひかえめでチワワなあの子は意外と 26 ひかえめでチワワなあの子は意外と 28 ひかえめでチワワなあの子は意外との最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前