井戸……-1
ズルズルズル
「……ぎぎ、ぎぎぎ…うぎ…」
髪の毛を引っ張られ、引きずるのはかなり痛いらしい、動物が鳴いているような声を上げ、少女は苦しんでいる。フフフフフ、大丈夫だよ、直ぐに楽になるから、ハハハ
井戸に着くと、僕は井戸の中を見下ろした、うん、深い、それにずっと使われていない井戸だ、汚くて良い。僕はニヤけると、近くにあった手の平程の石を拾った。本当なら斧でニ発、貞子ちゃんの頭に叩き付けるんだけど、斧が無いから石で良いよね、僕は少女の後頭部目掛け、思いっきり石を叩き付けた。
ドス！ドス！
鈍い音だった、少女は動かない、フフフ、死んだのだろうか、さぁ、最後の仕上げだ。僕は動かない少女の体を井戸へと放り込んだ。これで少女は貞子ちゃんになるんだハハハハ……
何時間経っただろうか、僕の貞子ちゃんは未だはい上がって来ない、まぁ良い、時間は掛かるもんだ、焦らず待とう。
…………………