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視感女教師〜ジョキョウシ ノ サガ〜
【教師 官能小説】

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苦悶する新人教師-4

 城東高校では全生徒が必ず運動部に所属する事になっている。冴香はテニス部を見る事になった。中学生からずっとテニスをしており、腕前は確かだった。
 (この時間だけが楽しみよ。)
生徒の相手をしてテニスしている間だけが教師としての立場を忘れられるからだ。
 「先生上手いね!」
 「良く全国大会とか行ったからね!」
 「スゲー!俺、バック苦手なんですけど、教えて貰えますか!」
 「バック…、い、いいわよ?」
少し様子がおかしくなった。冴香はずっと、自分が理想の教師として生徒に尊敬される妄想をしてきた。それがたたり、どうも妄想癖がある。何かと妄想してしまうのであった。
 (中学生の男の子がバック苦手だから教えて…。バック…)
自分がベッドの上で生徒にバックをレクチャーしている妄想をしてしまい、ちょっと恥ずかしくなってしまう。
 「どうしたんですか?」
 「え!い、いや、何でもないわ?先生バック得意だから任せて!」
自分で言った言葉にも妄想してしまう。
 (バック得意だから任せてって…)
密かに恥じらう。目の前の生徒にフォームから教える。
 「グリップはこう握って(握る…)、腰を落として(腰を…)、体の向きはこうで(体…)、こう重心移動して振り抜くの(ヌク…)」
教えながらも自分の言葉に妄想してしまう。
 「じゃ、素振りしてみて?」
 「はい。」
素振りをする生徒。妄想が始まったら止まらない。
 (重心移動でオ…ン…ンもブルンッッて…。ラケットでお尻叩かれたら…)
色んな妄想をしてしまう。
 「じ、じゃあラリーしようか。」
コートでラリーを始める。
 「そうよ?上手いわよ?いいじゃん!バック上手いわ!」
頭の中ではベッドの上でバックから攻める生徒を誉めている妄想が浮かんでくる。
 (や、やばい…、濡れちゃった…)
ボールを打ち合いながらも恥ずかしくなる。


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