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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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君のいる景色 -12

「セックスは?どうだった?」

 アースは胸まで舌を這わせて上目遣いで聞いた。

「ぁ…ん……普通」

「イッたか?」

 アースの舌は乳輪をなぞるようにゆっくり動く。
 焦れったい動きにキャラはアースの髪を握って胸を突き出した。

「……な……イケたのか?」

 突き出された胸から逃げるように顔を離したアースはキャラの目を覗きこむ。
 緑色の瞳は欲情に濡れている。

「っ……前戲では……」

「ふぅん……」

 アースはさわさわと手を滑らせ茂みを掻き分けて下の口を探った。

「あんっ」

「まだ何もしてねぇんだけど?」

 クスクス笑いながらお湯とは違うぬめった液体をなすりつけるように指を動かす。

「あっ……うぅん」

 入り口辺りを往復するだけなのに快感が電流のように背中を貫いた。

「お前はヤらしいからなぁ……どんな風に喘いだわけ?」

「はぅ……やめ……て……っ」

 アースに抱かれようとしているのに何故わざわざエンの事を思い出させるのか……。

「同じ様に喘いで見せろよ」

「ああぁっんっ」

 指がずぶりと中に沈んだ。

「ひぅっあっ……ああぁ」

 指を出し入れする動きに合わせてお湯がパシャパシャと跳ねる。

「あっあっダメぇっ……!!」

 キャラが絶頂へ向けて細かい痙攣を始めた時、アースは指を中からぬぷりと抜く。

「ぅあっ?……はっ……な……んで……」

 イきそうだったのに指を抜かれ、ザアッと音を立てて快感の波が引いてしまう。
 アースはお湯からあげた手に絡みついた愛液を舐めながらニヤリと笑った。

「お・し・お・き」

 2度と浮気が出来ないように躰に覚えさせておく、とアースは悪魔の表情になる。

「い?」

 温泉に入っているのに背筋がぞわりと寒くなり、キャラは顔をひきつらせた。
 そのキャラの髪をわしづかみにしたアースは、無理矢理後ろを向かせて背中を押す。


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