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『約束のブーケ』
【大人 恋愛小説】

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『約束のブーケ』-4





最上に離婚届を届けた後、蓉子は考えた。
何が一番の復讐になるかを。

「まずは自分が幸せになることです」

そう言った千夏を心から愛しく思った。
それでも満たされない、小町へのこの感情。

それは憎しみではなく、そう……言ってみれば「このまま貴女だけが幸せになるのは許せない」というやり切れない気持ち。

女としての最後のプライド。

知っていて、彼女はそれを手伝うと言った。身を賭して。

「それは私の悲願でもありますから。」

そう言って小さく笑った彼女へ、蓉子は全てを託すことを決めたのだった。

蓉子は黄色いバラで出来た小さなブーケを彼女に手渡した。

友情,嫉妬,復讐。


「次は貴女の番よ。」

そのバラに負けない艶やかな微笑を、千夏は蓉子に返した。




【END】


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