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野生の悪魔が現れたっ
【ファンタジー 官能小説】

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野生の悪魔が現れたっB-6

 生徒の前でスカートを捲り、ショーツを見られ、首を傾げられる。
 それは辱めに他ならず何故か高揚を覚える敦子だったが、ショーツには冷たい感触がまだない。
 従って、高まってくる性欲を何とか膨らまそうとは思うが、その術は彼女は持ち合わせていないのだ。

「う〜ん……」

 修一は修一で、いつになく真剣な面持ちで敦子を眺めている。
 マインドコントロールで命令に背けないようにしたとは言え、限界を感じているのだ。
 濡らせと言われて努力はしているようだが、結果が全く現れない。
 自慰をさせれば簡単なのだろうが、彼が求めている光景は今はそれではないのだ。
 彼を見ただけでショーツをぐっしょり濡らす程の次元を求めているのである。

「敦子、俺の目を見ろ」

「あ、はい……」

 修一は色々試してみることにした。

「はい、ご主人様」

 敦子が催眠状態に入ったことを知らせ、修一は早速命令内容を考える。
 修一からの命令に従うのは最早常識。
 しかし、命令なく起こる修一の行動には今まで通りの常識を以て反応を示す。
 体を触られることを嫌がるが、抗うなと言われると抗う事が不自然となるのだ。
 ただし、そこに意思は伴っていない。
 逃げるように去った優子、止めて欲しいと言った敦子がその証拠になる。
 命令を実行している時は当たり前の事という認識で行い、本心も何もない。
 呼吸をするのと同等な事である。
 つまり、身体が命令に従い、それが心とリンクして感情を盲目にしているのだ。
 と言うことは、彼が今催眠状態の敦子に命令したように

「お前は、俺を見ただけでパンツがぐっしょりになる程発情する」

と言うと、その催眠は身体に作用し、マインドコントロールの状態でも起こるようになる。

「はい、ご主人様」

 敦子は機械的に返事をして、そのような身体になることを了承した。
 修一は彼女の目を見つめ、催眠を解こうとする。
 が、その視線は外れた。
 彼は、あっちからも修一を求めるようにしたいのだ。
 率直に言えば、自分から進んで身体を差し出す淫乱にしたいのである。
 それも、自分だけにそんな醜態を嬉々として晒すように……。
 ついでに、優子の寝取りに向けて感情は求めないような内容を考えた。


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