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いつも一緒に
【コメディ その他小説】

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いつも一緒に-4

「あの、えっと、私が友達だとだめ?」
「あ…そんなわけないよ、源川さんってお隣のかい?」
「うん」
「そうか、前に源川さんの家に行ったときには夜だったから、世奈ちゃんのことを見れなかったがこんな良い子だったんだね」
スーのお父さんはうれしそうに膝をつき私とスーを抱きしめた。
「スー、いい友達に会えたね」
「うん!」
「世奈ちゃん」
「なに?」
「スーのことをこれからもよろしくお願いしても良いかな」
「うん!私もスルーズちゃんと友達になりたい」
スーのお父さんは日系アメリカ人なため見た目がきれいな黒髪のショートヘアでやさしそうな顔立ちで身長も今の私より高く180cmはある人だった。
そう考えるとスーはお父さん似ではなくお母さん似だということ。
「それじゃあ、まだ仕事があるから二人で楽しくね」
「うん、いってらっしゃ〜い」
「イッテラッシャーイ」
スーは見よう見まねで私のやっていたことをして手をふった。
この時から私がスーと言い始めたのは。
スーのお父さんの影響。
私には実の父親というのがいない。
というよりお父さんが私を生む前には体を悪くして死んでいたみたいだ。
そのためスーのお父さんを私のお父さんかのように接したため多くの影響をうけていた。
剣道はお母さん譲りだが気が強いところ意外のしゃべり方はスーのお父さんに少し似ている。
お母さんからは剣道とかこの気が強いところとかいろいろと受け継いでいる。
…話は脱線してしまったが私はスーのお父さんに会ってからはスーの家に遊びに行ったり逆に家につれてきたりと楽しく遊んだ。
スーのお父さんは奥さんが私のお父さんに似た時期に死んでいたらしい。
そのため私の家とスーの家と家族ぐるみで仲良くなっていった。
私たちはそんな楽しい日常を過ごしていたためかスーは幼稚園のころより元気になり友達も増え、今のような性格になっていった。
…いつからこんなに性格が脱線したんだろ。
私自身はしゃべり方だけはかわったがそれ以外は昔からかわっていない。
だがスーは人の影響を受けるためだんだんと変わっていった。
…ああ、中学校のころのあのスケベ野郎の影響か。
中学の時にクラスの人気者がいた。
そいつがまたスーと仲がよくいろいろと話していたらスーもスケベ野郎に似始めた。
明るく楽しい人間だったがいろいろとスケベネタを多く言ったためスケベ野郎と言われた。
本人はそれほどいやではなくあだ名になっていた。
唯一の救いはそのスケベ野郎のスケベネタが移らなかったことだな。
…ん?
隣でなんか変な感じがする…
私は隣を見たら私にスーが手を近づけて目を閉じて止まっていた。
見た目はいいんだけどなー、ってこいつは何を!
「スー!何人の記憶を見てるんだ!」
この世界では何かしらの能力を持つ人が多くいる。
スーはこのように相手に手を近づけていると相手の考えを読むことができる。
近づけなくても読み取ることはできるみたいだが近づけたほうがよりいっそうわかるらしい。
欠点が心を読むこともできるが自分の心も相手に送ってしまうところ。
最初にスーの声が聞こえて反論できたのはそのせい。
お母さんは足や手など一瞬だけだが強化され足には攻撃や跳躍、スピードUPなどがあり、手には殴りなど攻撃力や重いものを持ったりと多種多様に活躍ができる。
でも天然であるがためかよくドジをふんで怪我は絶えないが。
…私は母さんの娘なのにはないんだよな。
二人がうらやましい。
ってまた忘れてた!


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