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フォックスハンティング
【その他 官能小説】

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終局-2

由美を先頭に昭子が最後尾で女5人でぞろぞろと移動していく事になった。
麗子達は、全裸や下着姿のままだったが由美について移動して行く。 
「ここですね」
由美は銃を片手にノブに手をかける。 
「いきます」
ドアを開けると、部屋に前転して転がり込むみ、方膝立ちで銃を構える。 
「えっ?」
隆は全裸でベットに全裸の女と一緒だった。 
「あっ、失礼……」
思わず、頬を染める。 
「お兄様! 誰よ! その女!」 
「あら、あら、いつの間にそんな女できたのかしら」 
「ん? これは?」
由美は、隆の傍にいる女の様子が、おかしいことに気がついた。
目を閉じたまま身じろぎ一つせず隆のそばに横たわってるだけだった。 
「どういうこと?」
由美は、隆に問いかけるが答えない。二人の体を覆っていたシーツを引き剥がす。
それでも女は動かない。 
「おい! 何を」
隆が不平もらす。 
「その女だれよ!」
瞳は隆につかみかかる勢いだ。
由美はそんなやり取りを無視して女の体に触る。 
「おい、奈央に触るな!」 
「やっぱり……死んでる」
「ええっーーー?」
由美の言葉に瞳は、驚いた。
奈央と呼ばれた女は血色のいい肌色、触れば柔らかな質感と温もりを感じられそうで眠っているようにしか見えない。 
「だから、なんだ?奈央は、死んでいたって美しいんだ。いや。死んでるほうが汚れた心がない分美しい。死んでいるからこそ美しいんだ」
孝は、横たわってる奈央を抱き起こし、抱きしめる。 


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