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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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再会のバトル-12

「寝室あっちか?」

 少し唇を離したアースはキャラを抱き上げながら聞く。
 キャラは名残惜しいと言わんばかりにアースの唇を追いかけ、唇を重ねながら頷いた。
 魔法で扉を開けて、ついでに音が漏れないように結界を張るとキャラを抱いたままベットへ倒れ込む。
 キスを繰り返しながらキャラのブーツを脱がせ、自分のシャツのボタンを片手で外したアースは唇を首筋へと移動させた。

「ぁっ……ん……」

 身をよじって小さく声をあげたキャラはうっすらと目を開ける。

「……そういや、戦ってそのままなんだけど……」

 汗を流してない、と言いたいらしい。

「どうせ今から汗かくんだし……いいだろ?」

 ねだるようなアースの声音にキャラはクスクス笑って脇にあるファスナーを自分でさげた。
 アースは右手で太ももを撫でて鎖骨辺りにキスを落としつつ肩紐に手をかける。
 するりと下ろされた肩紐から腕を抜いたキャラは少し恥ずかしそうに目をそらした。

「今更、何照れてんだ?」

「いや……なんか久しぶりだし……」

 顔を赤くして落ち着かない様子を見せるキャラは……相変わらず可愛い。
 堪らなくなったアースは貪るように激しいキスを繰り返した。

「んんぅっ……んく……ぁ……」

 注ぎ込まれる唾液はまるで媚薬のよう……どんどん躰が熱くなっていく。
 唇を離すのが惜しくて、2人はキスをしながらお互いの服を剥ぎとった。
 下着姿になったキャラは、高い所でひとつに括っていた髪をほどく。
 すっかり長くなったプラチナブロンドがパサリと音をたてて広がった。

「伸びたな」

 アースが髪を梳くとキャラはくすぐったそうに笑う。
 その髪に唇を落として、頬、唇の横、顎と移動して首筋を通って胸の谷間まで舐め降りた。

「はっ……あ……ん……」

 ブラジャーのフロントホックを歯で噛んだアースは挑戦的な視線をキャラに向ける。
 黒い目と金色の目、大好きな目で同時に見られたキャラの背中がゾクリと泡立った。

パチン

 音をたててホックが外れ、胸がぷるんと揺れてブラジャーが左右に落ちる。

「ひぁっ」

 空気に晒された途端頂点を口に含まれ、キャラの躰が跳ねた。

「あっ…んぁっあぁっやだっ……あぅっ」

 硬くしこった乳首を舐めしゃぶられる快感に、キャラは夢中になりアースの頭をかき抱く。
 アースは手を脇腹へと滑らせて最後の下着を引っ張った。
 少し腰を浮かせて補助したキャラは自分の足で器用に下までさげて脱いだ。
 久しぶりに見る裸体は上気してほんのり赤く染まり、アースの目を楽しませる。
 胸をしゃぶったまま手で内腿を撫でると誘うように艶かしく躰がくねった。


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