小説一覧
『カレイドスコープ』
作家:沙耶
詩に近い話。ありがちな、短い場面。
「詩をつむぐ人」
作家:中野翔
「好きだったんだ、ずっと」 遠野がその日、私をピアノレッスン室に呼び出した。
ハッピーエンドの向こう側
作家:島和樹
ある少年の話をしよう少年は今中学生だ。少年には好きな少女がいる。だが少年は少女へ、この気持ちを伝えていない。
下駄箱
作家:島和樹
その日は特別な日だった。2月14日、バレンタインだ。女にはわからないかもしれないがもてない男にとっては最悪な日だ。
彼な私
作家:朔
私が両親にカミングアウトしたのは五歳の時…両親は冗談だと思ったのか大笑いしただけだった。だけど、歳を重ねるにつれ顔をこわばらせていく。
ずっとそばに。
作家:山咲 萌
「おはよ、未衣(みい)」いつものように教室に入り、いつもの先客に挨拶をする。
『本当の自分……』
作家:どろんぱ
あなたを愛してる……だからこそすべての想いを込めて私は言うの……。さようならヨシキ……今まで、ありがとうって……
夏の日、残像
作家:詩
『殺すんじゃない生かすんだ』 キミは笑い泣いて微かに、でも力強く呟きました。
月の裏側
作家:夢庵
―――僕の腕の中で彼女の体温がどんどん失われていく。その身体は思ったよりも柔らかく、信じられないぐらいに軽かった。
水面に浮かぶ紅い花びら
作家:夏月 憂蓮
セピア色の部屋の片隅で旋律のずれたオルゴールが響いている。
《glory for the light》
作家:研
何時の日からだろう。この蒼さに宿る、輝かしい面影を見失ったのは。
GAME IS MEMORY
作家:研
僕が彼女について語る時、説明を避けては通れないゲームがあるんだ。それはもう、必然的にね。
少女
作家:テック3
彩は今まで人を嫌いになったことがなかった。彩は昔から社交的で、誰とでも仲良くなれる性格だった。
少年
作家:テック3
正彰は小学六年の時に同じクラスの真弓をいじめていた。真弓はおとなしくて、体が弱くて、体育の時間はいつも休んでいた。
サディスティックに愛されて
作家:椿 あおみ
「はぁ〜い♪かわいいオトウト」「誰だよ、おまえ!」 この台詞を俺と沙希が吐き続けて三年…今ではもう、合言葉のようになりつつあった。
スピカ
作家:枝下 メイ
その少女は星が好きだと語った
セーラー服
作家:枝下 メイ
転校して、初めに声をかけてくれたのは貴方
《The pretty devil》
作家:研
いつもの如く、あの女は弁舌も爽やかに英文朗読の任務をこなしていた。
《Loose》
作家:研
余りにも大き過ぎた、空の色。それを映す君の瞳は、誰の目にも留まることなく、色褪せていくのだろうか。枯らす涙も街の影に沈み、やがて群衆の中に飲み込まれていく。
《SOSは僕宛てに》
作家:研
もし人生というものが、生命の織り成す物語だとしたら、僕の演じるその舞台の演目は…悲劇なのかもしれない…。