ニヤア-1
その日、山田守は、彼女に、ふられ、傷心の帰り道、1匹の捨て猫を拾う。
彼のアパートは、幸い、ペット可であった傷心の痛手から、その猫を飼うことにした。
猫に、ニヤアと名前をつけ、かわいがった。ニヤアを拾ってきて5ヶ月が過ぎたころ、彼には、いまだ、新しい彼女は、いなかったが、、気なる女の子が、いた。今日、告白してみたところ、「ごめんなさい」をされ、5ヶ月前と同じく、傷心の思いで帰宅した。
しかし5ヶ月前と違って、今は、傷心の心を癒してくれるペットがいた。
「ただいま」アパートの部屋に帰宅すると
ニヤアが、出迎えてくれた。守は、ニヤアを膝の上に乗せると、コンビニで買ってきたビールを飲み始める。
「ちくしょうー。また、ふられた」ぼやきながら、飲む、コンビニで、一緒に買ってきたホッケの開きをつまみ、時々、ホッケをニヤアに、おすそ分けしながら、飲み続けながら、独り言をつぶやく。
「お前が、いると、本当に、癒されるな。ニヤア」
そうしているうちに、酔いが、回ったらしく、いつの間にか、うとうとしていた。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、こんなとこで、寝てると、風邪ひくよ」
「いかん、いつの間にか、寝てた」12,3歳かと、思われる女の子に起こされた。
ふと、自分を、起こした女の子は、誰か、必死に、考えていた。
自分に、妹が、いないことは、間違いがなかった。見知らぬ女の子かと言えば、違う、この子は、確かに知ってる子だ。だが、思い出せない。
「誰だっけ?」
「ひどいー、忘れちゃったのー?」女の子が、抗議の声をあげた。
「いや、いや、そんなことない。ちゃんと、覚えてる。覚えてるんだが、名前が、出てこないんだ」
「……もう老化現象?」
「なんだと、失礼な、俺は、まだ、30代だぞー。ちょっと、飲みすぎたせいなだけだ」
「大丈夫?」
「ってか、ひとんちに、無断で、上がりこんで何か用か?」
「おち込んでるみたいだから、慰めに来てあげたの」
「んーー? ほー、どうやって、慰めてくれるというのだ?」
かなり酔いが、回ってる。
「こうやってだよ」
彼女は、そういうと、守のズボンのジッパーを、下ろし,フェラチオをはじめた。
「おーっ、おおおお、おー」彼女は、意外なテクの持ち主だった。
「うっ、うおー、いいぞー、きもちいーぞ、でる、でるぞー」
「いいよ、口の中に出して」そう、言うと再び、ぱくりと、くわえた。
「いくぞ、うっ、うっ」
守は、彼女の口の中に射精すると、そのまま、寝てしまった。
守が、目を覚ますと、ふとの上で、大の字になって、眠っていた。
「なんだ、夢か……」夢おちとは、芸のない作者だ。
作者『私は、夢おちは、使いません』
「なんか、妙な、幻聴が、聞こえた気がしたが、まだ酔ってるのかな」