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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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坂田会-3




数時間前――――。



「今日飲み会来てくれねぇか?辰巳が急に来られなくなってさぁ」


突然、社員食堂で坂田にそう言われた時は正直「困ったな」と思った。


坂田と上野は食品フロアの主任で、ファッションフロアの三田村とは日頃ほとんど交流がない。


しかし男子社員の間では、坂田が主催、上野が幹事の飲み会は通称「坂田会」と呼ばれ、悪質なヤリ会としてかなり有名だった。


坂田会に参加するのは、男女あわせて十数名のだいたい決まったメンバーで、いつも坂田の家で飲んで乱交というのがお決まりのパターンだという。


しかし同じメンバーに飽きてくると、時々坂田会をよく知らない女の子を強引に誘って、よってたかって泥酔させ、ひどい時には酒に薬を混ぜて眠らせ、輪姦することもあるというのだ。


そこまでしていて事件に発展しないのは、行為中の写真を撮って口止めしているからだとか、坂田会のマニアックなセックスにみんな夢中になるからだとか、様々な憶測が乱れ飛んでいる。


坂田は食品フロアの主任の中では一番社歴が長く、坂田会のメンバーは全員坂田の言いなりだと聞いている。


そこにファッションフロアの新入社員である辰巳が入っていたとは―――三田村は開いた口がふさがらなかった。



それにしても、辰巳の変わりであれば、わざわざ自分でなくても、坂田会のほかのメンバーがいるだろうに―――。



「いや……僕……今日はちょっと……」


やんわりと断わろうとすると、坂田がニヤニヤしながら耳うちしてきた。

ギラリと光るつりあがった目が、どことなく狡猾なキツネを連想させる。



「今日来れば……藤本あいりとエッチ出来るかもしれねぇぞ」


「………!?」



突然あいりの名前を出されて、いっぺんに頭にカッと血が上るのがわかった。


自分でも説明のつかない、あいりへのモヤモヤした思いを、いきなり他人に見抜かれて指摘されたような気がした。


坂田はなおもニヤニヤしながら、少し声をひそめてこう言った。


「あの子ってさぁ。すげーカワイイ顔して実は『サセマン』だって知ってた?」




―――カチンときた。




「は……?……なんすかそれ?」


知らず知らずのうちにムッとした口調になっている。


「辰巳がスゲエ写真持ってんだよ。――ああ見えてかなりの淫乱で、ちょっといじってその気にさせりゃすぐヤらしてくれるらしいぜ」


三田村の脳裏に、辰巳の携帯電話に保存されていた、あいりの「あの写真」がはっきりと蘇った。


制服を半裸に剥かれ、手を縛られて陰部をさらけ出した破廉恥な姿―――。



「最初だけでもいいから顔出してくれねぇかな。あいりちゃんに同期のみんなが来るからって言っちゃったんだよ。

……まぁどうしても無理ならいいんだけど……」





「……いや…行きますよ……」


低い声で呻くように言うと、三田村はすぐに社員食堂を飛び出していた。




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