陥落-7
「……下着を…ハァ…脱がされて………あ…脚を…大きく……拡げられて……お…おま○こを……ああっ……舐められました……」
与えられた快感にすがりつくように、あいりの唇は無意識のうちに次々と淫猥な言葉を吐いていく。
「あのジジイに舐めさせたのか……」
支配人室のソファーの上で股を開き、中森に陰部を舐められて悶えているあいりの姿が川瀬の脳裏に浮かんだ。
「……淫乱め……」
自分の気にいっていたオモチャを他人に好き勝手にいじりまわされたような苛立ちが川瀬の中に湧きあがる。
「舐められてヒィヒィ喜んでたんだろう……お前は淫乱だからな」
「…ち…違います…」
あいりはカッと赤くなり、うつむいてかぶりをふった。
「何が違う?……」
川瀬はクリトリスを揉んでいた手を離し、破れたストッキングと下着をぐいとつかむと、乱暴な手つきで膝まで引っ張りおろした。
粘りのある液体が濡れそぼった陰毛からつうっ――と糸をひいた。
こんな小娘に対して何をムキになっているのか……自分で自分が滑稽に思えてくる。
抱かれている時はあれほど濃密なメスのオーラを全身から発して乱れているくせに……再び抱こうとすればまた清純な処女のようにかたくなに川瀬を拒絶する女―――。
今までの女なら、もうとっくに川瀬の手の中に堕ちているはずなのに、藤本あいりだけはそうならない。
何がこの女をここまで頑なにさせているのか、川瀬にはわからなかった。
『―――結局は誰にでもヤらせる淫乱のくせに――』
今すぐにでもどろどろに濡れたヴァギナに指を突っ込んで、この女のとりすました顔をめちゃくちゃに狂わせてやりたい。
湧きあがる肉欲に屈服したあいりが、我慢出来ずによがり喘ぐ顔を見ることこそが、今の川瀬の最大の楽しみなのだ。
だが今日はいつものようにあいりを簡単にイかせるつもりはない。
込み上げる衝動を抑えて、川瀬はあらわになった下半身を敢えて放置し、ブラウスを更に大きくはだけさせて乳房への愛撫を再開した。
「ハアッ…あ……ああ…」
またもや陰部に待ち望んだ刺激が与えられず、あいりは失望にも似た喘ぎを漏らす。
女芯が刺激を欲して激しく収縮を繰り返し、充血してぱっくりと開いてしまったラビアがはしたなくヒクヒクと蠢いているのが自分でもわかった。