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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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新入社員歓迎会-4


あらゆる意味で、今のあいりには「川瀬に逆らう」という選択肢はないのだ。


あいりはギュッと目を閉じて中森の指の先を舐めた。

少し舐めただけなのに、気持ち悪さで胃液が込み上げてくる。

「……もっと深く、根元までくわえろ」

川瀬が冷たい声で命じる。

ついに涙がぽたぽたとこぼれ落ちた。

苦痛に顔を歪めながら中森の指を深くくわえ込むあいり。

「おぉ……気持ちいいねぇ。もっと……舌を使いなさいよ」

中森はいやらしい笑いを浮かべながら、あいりの肩に手を回してくる。

命じられるままヤニ臭い指に舌を這わせると、その指が口の中を引っ掻き回すようにグニグニと動き始めた。

「……あっ……」

突然の攻撃に一瞬口を放そうとしたが、川瀬に髪をつかまれ再び無理矢理くわえさせられる。

「まだ綺麗になってないだろ。もっと口全体をつかって……吸い上げるように……」

バックルームで己のペニスをしゃぶらせている時と同じような口調で川瀬があいりに命令する。

中森も明らかに「その行為」を意識して、指を激しく出し挿れしながらあいりの口の中をまさぐり続けた。

卑猥すぎる光景に、ソファー席は徐々に怪しげな空気になっていった。


離れた席からこの様子をずっと見ていた三田村は、見るに耐え兼ねてあいりを助けに行こうと立ち上がった。

「三田村……やめとけ」

三田村の直属の主任である岡本が腕をつかんで引き止める。

「こういう席では支配人に一番ご機嫌でいてもらうのがみんなのためなんだよ」

「でも……藤本…めちゃくちゃ嫌がってるやないすか…!」

「大丈夫だって。みんな嫌がるのは最初だけたがら」

岡本はムキになる三田村をなだめるように笑いながら、グラスを握らせて新たなビールをついだ。

「…………?」

「考えてもみろよ。ああして飲み会でちょっとサービスしただけで、なんも仕事なんかしなくても支配人の藤本あいりの人事評価はずーっと『A』になるんだぞ。たいがいの女の子は半年もたてば自分から喜んであの場所に座るようになる」

「……いや…でも」

「三田村は女のしたたかさを知らねぇんだなぁ。そういうもんなんだよ大人の世界は」

「…………」



三田村は泣きながらセクハラに耐えているあいりの顔を見た。

誰よりもデパートの仕事が大好きで、つらい研修期間も弱音を一度も吐かずに明るく頑張っていたあいりが、果たしてそんなことを望むだろうか……。

まして自ら喜んでセクハラの餌食になるなど、到底考えられないような気がした。


辰巳からあんな卑猥な写真を見せられたにもかかわらず、ひどくあいりに肩入れしている自分が滑稽にも思えたが、彼女がそんな女だとは三田村にはどうしても思えなかった。




「支配人がご機嫌ならみんなも楽しく飲めるから万々歳なんだよ。ほっとけほっとけ!」

上司である岡本に力説されて半ば強引に席に戻らされたが、三田村は全く納得していなかった。





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