明子と朱美の会話-3
明子 「でもね、朱美さんだから言うけど、当たらずとも遠からずかなぁ」
朱美 「だと思ったわ」
明子 「じゃあ今度は私から、朱美さんのほうはどうなのよ?」
朱美 「どうって?」
明子 「あっちのほうはどうかなって」
明子は、意味深な言葉を色っぽい朱美に投げた。
朱美 「あっち・・って?」
明子 「セックスに決まっているじゃない」
笑いながら、明子はしきりに意味ありげに指輪を触っていた。
興味が有る話に乗ってきた証拠である。
朱美 「うん、そうね、まあまあかなぁ」
明子 「ふーん、それでいつしたの?」
朱美 「まあ、直球ねぇ、一週間位前からかな」
明子 「まあ、そうなんだ」
朱美 「まあね、で明子さんは?」
明子 「私は主人とは、もうねぇ・・・」
朱美 「やはりねぇ」
明子 「でも、まだまだ終わらないでしょ、女として・・」
朱美 「勿論よ、まだこれからじゃない」
明子 「そうよね、私達は熟女よね、これからじゃない、うふふ」
ここで奔放な明子は、話の核心に入っていく。
明子 「でも旦那様とするときは、感じる?」
朱美 「わぁ、そういう話になるのね」
明子 「こんなお話し、朱美さんしかできないし、参考になるでしょ」
朱美 「そうねぇ、じゃあ少し・・しゃべっちゃおうかな」
明子 「さすが、朱美さん、私も後で言うわね」
朱美 「そうね、私も後で明子さんのうんちくを聞きたいわ」
明子 「うふふ、楽しくなりそう」
朱美 「じゃあ言うわね」
明子 「聞かせて」
朱美 「実は、それは私の旦那じゃなくて、浮気の相手なのね」
明子 「えっ?嘘でしょ?」
朱美 「本当なの、夫とはあまりしていないから、寂しかったの・・」
明子 「へえ、知らなかった、いつ頃から?」
朱美 「そうねぇ、三ヶ月前くらいかな」
明子 「凄いねえ、そうなんだ、それでどんな人、中年男性?」
朱美 「それが若いのよ」
朱美はコーヒーをすすりながら、何やら嬉しそうに言う。
高まる気持ちを、明子にいつか打ち明けたかったようだ。
明子 「そ、それで・・若いって、どのくらい?」