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エロチックな人達
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明子と朱美の会話-2

或る日、
気の合う二人は街へ出かけ、
買い物を終えて、ビルの最上階のレストランで一息ついていた。

お互いの椅子の横には、大きな買い物袋が置いてある。
中には色々な物が詰まっているようだ。
今回も贅沢な散財をしたようである。


着ている洋服も流行を追い、なかなかセンスがよい。
顔かたちも美しい部類かもしれない。

バックは二人とも、お揃いのエルメス製のシルキーポップであり
大きめにで入れやすく、お気に入りである。


明子は、右手の指にはダイア入りのカルチエの指輪をしていたし
朱美も、時計はロレックスを細い手首に付けていた。

時々、誇らしげに、誇示するようにそれをみつめ悦に入っていた。
ウエイトレスが近くを通るとき
これ見よがしにそれを見せつけようとしていた。


少し離れた場所に座って談笑している男同士を横目で見て
明子はしきりに彼等を意識している。


二人で話ながら、時々眼を彼等に流し、
少しでも自分たちに気が付くことに気を遣っていた。

「ふ〜、疲れたわよね、一杯こんなに買っちゃったし」
「うん、そうね、疲れたね」

どちらともなく言い、顔を見つめ合い笑う。
香水のほのかな良い香りを漂わせ、女らしさを演出していた。

二人は、たまにこうして仲良く出掛けることがある。
その二人の女とは、(明子)と(朱美)である。

明子の夫は、一流銀行員で支店長代理であり、一人息子がいる。
朱美の夫も一流会社の商社マンであり
本部長をしているが、子供はいない。

見た目でも、二人とも相当に裕福な生活をしているのが分かる。


話の途中で、男達を目で意識しながら何やら話をしている。

明子 「ねえねえ朱美さん、見て、ほらあの左側の男の人」
朱美 「え?どれ明子さん・・あぁ、あの人ね、それがどうしたの?」
明子 「うん、ああ言う人、朱美さんの好みじゃないかと思って」

明子は、眼で笑いながら朱美を見て、熱いコーヒーを口にした。

朱美 「まあ、悪くはないけど、そんなに好みじゃないかも・・」
明子 「そうなんだぁ、私は良いと思うんだけどねぇ」
朱美 「でも、明子さんは、どんな男の人でも良いって感じ」

朱美は眼で笑いながら明子をからかう。

明子 「いやだぁ、じゃあ私は、男の人なら誰でも良いってことじゃない」
朱美 「違う?私はそう見えるわよ」
明子 「あはは、鋭いわねぇ」
朱美 「うふふ」


二人笑った。言いやすい二人だけに遠慮がない。
彼女達は色気の話が好きなようだ。



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