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家庭教師
【同性愛♂ 官能小説】

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第四章「行為」-2

 ゆったり目のショートパンツに包まれた股間がほんのりと膨らんでいる。俺は軽く被せるように少年の膨らみに手を当てた。そう、当てるだけだ。同じ男だけに、どんな風に触れたらいいのか、分かり過ぎるほどよく分かる。
「ふあ、……んん!」
 シノブの身体が、さっきまでとは別の反応を示して跳ねた。
「お前の友達の気持ちがわかるよ。こんなに可愛い反応されたら、毎日でもお前と遊びたくなる。腰を上げてみ?」
 少しは恥ずかしがるかと思ったが、驚くほど素直にシノブは従った。それどころか、こっちが脱がそうとする前に、自分から下着ごとショートパンツを下ろした。可愛らしい、年相応のサイズのモノが顔を覗かせる。驚いたことに皮は完全に剥けており、唇と同じ色をした敏感な部分が晒されていた。鈴口からは粘り気のある透明な液体が滴っている。
「涎が垂れてるぞ。子供のクセにスケベなヤツだな」
「だって……」
 毛は薄っすらと生えている程度だ。
 俺は目の前にいるのが男か女か、正直分からなくなってきた。理性では男だと分かっている。ウィッグを被ったままとはいえ胸も平たく、股間にあるものは男のモノ以外の何物でもない。だがそれでも、華奢で、色白で、裸身を晒すことにほんのりとした恥じらいを見せるシノブの姿が、年頃の少女と同じように見えて興奮してくるのが抑えられない。
 自分に男色の気があるとは思わない。少なくとも、これまで付き合ってきたのは全て女だったし、学生時代の同級生や先輩後輩とエロトークはしても、性的に魅力を感じることは無かった。
 俺はシノブのモノを軽く握り締め、親指の腹で鈴口を擦り付けた。粘りつく先走りがぬるぬるする。
「ふぁん……」
「なかなか良い声で啼くな」
「んふ……だって……」
 俺は脈打つ少年の肉棒から手を離し、親指と人差し指の間で糸を引く淫らな雫をシノブの目の前に持ってきた。
「こんなに濡らして、女の子みたいだな」
「女の子も、こんなぬるぬるしてくるの?」
「お前……可愛いな。そういう初心なところはホントにお子様なんだな。そうだよ、女の子も気持ち良くなってきたり、興奮したりしてくると、男を迎える準備をするんだ」
「でも、男の場合はダメだよね。お尻の穴はそんな風にならないでしょ?」
「……可愛い顔でスゴイこと言うね」
 なんというか、これが女の子ならいい雰囲気と言えるのだろうが、シノブのモノを掌で弄びながらも、俺たちは少しズレた会話を重ねていた。
 端から見ると、年端の行かない少女にイタズラしているようにでも見えるのだろうか。
「先生は、お尻の経験は無いの?」
「残念ながら、したこともされたこともない」
「そうなんだ。それじゃあ、ちゃんと調べてからの方がいいね」
「変なところで真面目だな。まあ、その通りなんだが、お前さんはホントの勉強に身を入れろ」
「はーい。でも、今は気になって勉強どころじゃないかな。なんか、身体が震えるような感じで落ち着かないや」
「まあ、本番はじっくりとマッサージしたり、ローション使ったりとかだな。でないと、お前さんの可愛らしいお尻の穴が切れちまう」
「先生の、そんなに大きいの?」
 そう言いながら、シノブは潤んだ瞳で俺の股間を見つめていた。実は教え子の肢体に下半身は素直に反応してパンパンだ。開放したいのが正直なところだった。
「んあ? いや、まあ、普通だと思うが……」
「ホント? 見たいな、先生の……」
「また今度な。今日のところはこれで我慢しろ」


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