投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

やっぱすっきゃねん!
【スポーツ その他小説】

やっぱすっきゃねん!の最初へ やっぱすっきゃねん! 476 やっぱすっきゃねん! 478 やっぱすっきゃねん!の最後へ

やっぱすっきゃねん!VP-17

「そんな話よりも、これを」

 そう云うと、バッグから大きめの封筒を2人の前に置いた。

「何です?これ」

 永井が訝し気な眼で封筒を見た。

「野球部への寄付です」
「寄付って…?」

 葛城が、封筒と一哉を交互に見つめる。

「青葉野球部OB達が、寄付として、その銀行口座に振り込んでくれることになってます」

 驚きを隠せない2人。

「じゃあ、このためにここに?」
「もちろん」

 一哉は、少しはにかんだ顔になった。

「まあ、わたしも、青葉野球部出身ですから」

 永井も葛城も、その後は言葉にならなかった。ただ、溢れそうになるものを堪えていた。

「行きましょう。永井さん、葛城さん」




「やっぱすっきゃねん!」VP完


やっぱすっきゃねん!の最初へ やっぱすっきゃねん! 476 やっぱすっきゃねん! 478 やっぱすっきゃねん!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前