男と女の愛の告白(3)-6
「大丈夫?なつみ、やめようか?」
私は、ゆっくりと首を横に振ったのです。
「いえ、大丈夫、でも・・はじめてなの、私・・」
「え?本当かい、わかった、優しく入れるね」
貴方は、おどろいた顔をしていましたね。
それから、ゆっくりと私の腰を押さえながら入ってきたの・・
とうとう、奥まではいったとき、
初めは、入り口が裂けるような鈍い痛みを感じていました。
私は白いシーツのはしを口にくわえながら、その痛みと、
好きな貴方を受け入れた幸せとで頭の中が真っ白になっていました。
静かに、いたわるように貴方のものが私のなかでうごめき、
暫くしてから、痛みが少しずつ遠のいていく気がしました。
そして、貴方は極まって私に抱きつき、体を震わせながら、
思い切り私の中に吐き出しました、
貴方の生暖かい精液を私のなかに・・ ドクドクと。
そして貴方は私の身体のなかに崩れていきました。
私たちはしっかりと抱き合っていました、時間の経つのも忘れて。
そして真っ白なシーツに
私の純潔とさようならをした痕が、鮮やかに映っていたのです。
その後も、貴方は私の乳房を吸い、全身を愛撫し、
再び結合したのです。それは夢のような時間でした。
私は、あの時のことを思い出すと、
この高ぶる気持ちを抑えることができません。
ですから、今こうして裸になって、
貴方の写真を見ながら自分を慰めているのです。
貴方に好きな女性がいても良いのです。
それでも良いから私を抱きしめて下さい。
この手紙を読んだ頃、改めてお電話します。
もし良かったら、もう一度私を抱いて下さい。
抱きしめて下さい。
あきひとさんへ
貴方に恋いこがれるなつみより
窓から降る冷たい雨をみつめながら・・