異国の姫君-17
「ああ…っ……また…イっく」
「…キアルリア…」
「!っやめて……」
(そんな優しく呼ぶな……)
気がおかしくなる。
「っダメ…やだぁ…ああっ!ああぁぁぁあっ!!」
揺さぶられるままに背中をそらせたキャラは快楽に身を任せた。
「っくっ」
アースも少し遅れて脈動する胎内に熱いものを注ぎ込む。
「んう……あ…」
ズルリと肉棒を抜いたアースは、キャラの背中にのしかかってきた。
「キアルリアか〜わいぃ♪」
後ろから抱きしめてスリスリと頬ずり。
「……やめろってば……それ、普段使うなよ」
わかっているとは思うが、一応釘を刺しておく。
「わかってるよ、キアルリア♪」
「〜〜っのやろっ」
ふざけて何度も名前を呼ぶアースに、キャラは枕を投げつけた。
アースは笑いながら片手をあげて、顔をガードする。
「降参降参」
「うわっ」
アースの両腕が伸びてきてキャラを捕まえた。
倒れ込んだキャラはアースの首に顔をうずめる形になる。
「疲れたろ。寝ろ」
ポンポンと優しく背中を叩かれると、心地よくて欠伸が出た。
「あふっ……ん〜そうする」
アースの腕枕の具合を確かめるように頭をグリグリしたキャラは速攻で眠りについた。
可愛い寝顔を見せるキャラに微笑んだアースはそっと囁く。
「キアルリア……愛してる」