秋桜の季節-19
「そしたら俺はどこに泊まるんですか。」
「うちに泊まっていただいて大丈夫ですよ。」
石田さんが笑う。
「高梨さん。俺は高梨さんのそういうところが好きなんですが、あまり困らせないでください。高梨さんはそういう意味で言ったんじゃないってわかりますけど、俺も男ですからね。期待しちゃいますよ。」
ー!!!
ーしまった!
「あの、そういう意味じゃなくて…いや、泊まって貰ってもいいっていうのは嘘じゃないんですけど…」
「わかってます。じゃあ車をおかせていただきます。温かい鍋を早く食べましょう。」
3年の想い。
無事に伝わって、一歩進むことが出来ました。
これからも仲良く歩けますように。