金色の双眸-28
「……精子の活動停止魔法だ。……が、これやると痛ぇんだわ……」
アソコが、と股間を指差す。
「ご…ごめんっ」
自分のしょうもない我が儘のせいで痛い思いをさせてしまった。
「大丈夫、大丈夫。それに、俺が中出ししたいだけだし……なっ」
「ああっ!」
言葉の最後で一気に挿入され、キャラは躯を仰け反らせる。
「ぁっくぅ……締めんなよ……」
かなりの締め付けにアースは顔を歪めた。
「ふふ……鍛えたからなぁ〜…食いちぎるかもよ?」
筋肉痛になるぐらいだから、そりゃ鍛えられた事だろう。
「ふ……お手柔らかに……」
アースはできるだけ深く繋がれる正常位で、撹拌するように動く。
「はぁ……ん…ふぅ……」
溜め息混じりの声で喘ぐキャラは物凄く心地よさそうだ。
「っ……マジでキツい……俺はあの男に感謝するべきか?」
気をそらせるために軽口をたたくアースにキャラは笑う。
「く……挿れた状態で笑うな……」
仕返しに少し抜くと、力強く打ちつける。
「あぁっ!……だって…やぅっ……」
穏やかな挿入も気持ちいいが、やっぱり力強い方が良い。
「あっああっ……も…とぉ……あぅっああぁぁっ」
「っ……ヤバいって……」
久しぶりだし締め付けはキツいしで、さすがのアースもいっぱいいっぱいだ。
「い…いからっ……キてぇっ……!」
キャラの方も限界が近く、もっと突いて欲しそうに自ら腰を動かした。
「んじゃ……いくぜっ」
「ああぁぁっ!」
ラストスパートを開始したアースにキャラはしがみつく。
「アース!……アースぅっ」
名前を連呼され、背中がゾクリとする。
「……イ…くぅ…っああぁっああぁぁぁああっ!」
「……っくっ」
キャラの絶頂に思いっきりのまれたアースは、そのまま欲望を吐き出した。