金色の双眸-27
「は……んぅ…」
キスと同時に発情した2人は貪るようにお互いを求める。
キャラの体を撫でまわしながら服を脱がすと、直接肌を触れ合わせる。
「…は……気持ちい…」
目を閉じて心底安堵している声に、アースは微笑み、本格的に愛撫を始める。
首…は包帯が邪魔で出来ないので、鎖骨に唇を落とす。
右手で体中をさすり、左手は胸をいじくる。
「あふ……ん…ぅ……」
緩やかな愛撫にキャラはもどかしくなり、躯をくねらせる。
「んね……も…欲しいんだけど……」
「焦んなって……」
もっと楽しませろ、というアースは唇を下げていき、茂みに到達すると指で淫口を広げた。
「ちょ〜ぉっとぉ〜」
至近距離で見られながらそんなとこを広げられ、キャラは恥ずかしさのあまり逃げようとする。
そんなキャラの腰を捕まえて逃げれないようにすると、舌で全体を舐め回す。
「ひあぅっ!」
腰が跳ねて、勝手に動く。
「あぁ……あっダメっ……あぁっんくぅっ……」
ダメと言いつつ催促するように腰を押し付ける。
「あっ、あぁっや……だ…待っ……アース……」
イヤイヤと首を振るキャラに気づいたアースは愛撫を止める。
「お願いだから……」
もう、1人でイくのは勘弁してほしい、と潤んだ目で懇願する。
「……ほんっと…可愛いなぁ……」
アースはそっと呟くと、伸び上がって口付けする。
さぁ、挿れてやろう、とした所でアースがふと動きを止めた。
「……アースぅ……」
焦らすのはやめてくれ、とキャラは声を尖らす。
「あ?いや、つうか……中出しがいいよな?」
躯がそんな状態なら中出しの方が気持ちよかろうが、前回、中出しを許可された時から計算すると多分、今は危険日だ。
「あ〜う〜」
中に出して欲しいが、妊娠はしたくないキャラはジレンマに陥り唸る。
「……わかった」
アースは頷くと、意を決して呪文を唱えた。
「滅」
パチッ
「……っつぅ……」
呪文の後に小さな音がして、顔をしかめたアースにキャラは首を傾げた。